就活をしていると、同年代の人間の話をよく聞きます。

聞く力も企業が求める就活生の能力の一つです。社員ではないですが、就活生から情報を引き出すのも必要なことですし、いずれ同僚になる人がその中にいるので、その会社を受けているほかの人たちも会社選びの一つの観点かもしれません。

自分は、結構ほかの就活生と話すのが楽しいと思っていました。単科大にいると就活で出会うことができる文系含めた様々なバックボーンをもった人たちの話を聞くのは新鮮さを感じました。ただ、やっぱりこの人は苦手だなぁと感じることもあるんですよね。

その人たちの共通点は”謎のビジネストーク”で話してくること。

ということで、ビジネストークを就活生がすると、企業の人にも周りの就活生にも印象が悪いからやめた方がいいんじゃないという話です。

 

 

つたないビジネストークは胡散くさく感じる

 

バリバリの商社マンや記者、経営者が使うビジネストークはわかりやすいですし、有能さをアピールできて聞いている相手を安心させることができます。

ただ、世の中には仕事ができる人以外にもビジネストークを多用する人たちがいるんですよね。

例えば、新聞や保険の訪問販売員。ビジネストークで商品を宣伝してきますが、話していてあまりいい気持ちはしないですよね。さらに、僕も含めて大体の人は実際に話したことはないと思いますが、詐欺師の話し方イメージってビジネストークじゃないですか?

若干、理論的に危ういところを残しながら、自分の主張を押し通していくイメージ。かなり不快に感じます。

就活生ってバイトとかで営業として働いていたとか、そういう特別な経験がない限り、上手にビジネストークできません。やっぱりこういうのは経験が重要じゃないでしょうか?塾講師として、親御さんと話すって人もいると思いますが、辞めといたほうがいいと思います。

自分は、つたないビジネストークで話している就活生を見て、学部時代に出会ったある人たちを思いだしました。

それは、学生企業家の人たち

自分は情報系の大学を出ていて、webデザインができるので、学生起業家の人に労働力として狙われていました。ちなみにブログを書き始めたきっかけも、学生向け情報サイトを運営に参加したのがきっかけ。サイトが空中分解して運営者はなぜかカフェを始めたので、自分でブログを持とうと思いこのブログをはじめました。

だいたい、カフェに呼び出されてあれやこれやといろいろ聞かされるのですが、相当危うい感じがします。

なんか敬語があやふやだし、身の丈に合ってない単語を使っているというか、そもそもその単語の意味ちゃんと理解して使ってんの?って思いました。

それはビジネストークだけじゃなくて、内容もそうでツッコミポイントが満載で聞いていくうちに話が破綻していく・・・。

いやー・・・。この人とは働けないなぁって思いました。

なんか、いろいろ言ってるけど、結局お金持ちになりたいだけで中身は空っぽじゃないの?

就活に話を戻すと、面接官はどんな会社でも人柄を重視するのは変わらないと思います。一緒に働くということは日常的に話すようになるわけだし、プライベートで一緒になることだってあるかもしれません。

その面接中に相手に胡散くさい印象を与えたら、受かるものも受かりません。

ますは人として信用されることが内定の絶対条件です。そのためにはつたないビジネストークは封印したほうがいいと思いませんか。

 

 

あくまで等身大で

 

就活生は、いますぐ即戦力で働ける必要はないんです。示さなきゃいけないことは伸びしろで、今現在ビジネスマンとして成熟している必要ありません。てか、無理です。

たまに、web系の企業である職種に必要なスキルを見られることがありますが、そういう企業はそもそも新卒を取って教育するよりも、もともと技能を持った中途をとりたいんだと思います。そういところにはあとから行けばいいのではないでしょうか。

自分を大きく見せようとすると、ボロが出やすいですし独りよがりなりやすい。周りが見れなくなるとどうしても浮いてしまい、企業の人からするとかなり印象が悪いです。それよりも、話慣れた話し方で、その企業が求める自分の長所を素直に証明できるように心がけたほうが、絶対評価してもらえると思います。

 

 

いや、絶対ビジネストークで話すなというわけではないんですよ。例えば家業を手伝っていたとか、休学して働いてたとかビジネス経験があって、しかっかりしたビジネストークが自分のっ持ち味だと思う人は存分に活かせばいいと思います。

でも、わざわざやることじゃないですよね。