最近巷では3Dプリント鉢が大流行してますが、少し前に流行っていたのがセメント鉢だと思います。

無骨な見た目がインテリアとしていいので、自分も何鉢か持っています。

ただ、セメント鉢って使う前にアルカリ成分を抜くためにアク抜きしないといけなかったり(自分は別にしなくても支障がない気がしてますが・・・)、使っているうちに白華(エフロ・エフロレッセンス)と呼ばれる白い結晶がついたりと不便なことが多いです。

2年間ガジュマルを育ていた鉢があるのですが、エフロがすごくちょっとグロテスクな状態になってしまったので、先週違う鉢に植え替えました。

ただ、お気に入りの見た目の鉢だったのできれいにエフロを除いて再利用しようと思ったんですよね。

そこで、エフロを溶かすためにクエン酸の液に一週間漬け込みました。

なんで、クエン酸に突っ込んだかというと、youtubeの動画でテラコッタのエフロをクエン酸の水溶液で溶かしている動画を見たからです。あと、新しい鉢もセメント鉢で一応アク抜きしようと思い。普通はミョウバンを使うらしいですが、家においてなかったので、手元にあったクエン酸をアク抜きに使い、そのまま古い鉢の清掃に使いました。

ただ、それがまさかこんなことになるなんてって感じです。適当なことはやるもんじゃないです。

 

エフロを溶かしにセメント鉢をクエン酸に漬け込んだら鉢まで溶けた

 

セメント鉢の無骨さは完全に失われた赤茶けた土器のような鉢になってしまいました。

つけこんだ鉢をクエン酸の溶液からだして、洗っている時からどんどん泥出てきて、なんだか陶芸をしている気分になりました。

ついでに、セメントに含まれている砂がどんどん出てきて、乾かしたらこんな感じです。

少し白ぽっくなって、テラコッタのような、素焼き鉢のような、でもやっぱり見たことないようなそんな鉢になりました。

なんか、一言で言うと砂岩って感じですね。

これはこれでいい気がしました。なんか劣化した風合いが出ていて、狙っていないのにエイジングしたみたいになりました。

セメントやコンクリートのエイジング方法でクエン酸に漬け込むってありなんじゃないでしょうか?

そもそも、酸にでセメントが解けたり、劣化するというのはよくあることみたいですね。セメントのアク抜きでミョウバンが使われて、クエン酸が使われない理由はミョウバンのPHが3.5ぐらいでクエン酸のPHが2.3なのでクエン酸のほうが強いからなのかもしれません(クエン酸も食品に使われるので以外とPHが低くて驚き)。

ということで、エフロの除去やアク抜きにクエン酸は使わないほうがいいです。

逆にセメントやコンクリートの雑貨をはやく劣化させてエイジングしたいならクエン酸に漬け込んでみるのはありかもしれません。

 


 

自分はもともとお気に入りだったし、割と風合いも気に入ったので、このクエン酸で溶けてしまったセメント鉢を使い続けようと思います。

あと、自分でセメント鉢を作りたいなと思いました。3Dプリンターで型を出力して自分でセメント鉢を作るのも面白そうがなと思いました。

 

 

それでは。