今の冬、我が家の実生パキポディウム・グラキリスが分頭しました。ヤフオクで個人の栽培家さんから購入した株でおそらく実生3年目か実生4年目くらいだと思うんですが、葉がほとんど落ちた2月に分頭したので調子を崩さないか心配していました。

youtubeなどで情報を集めていると、グラキリスを含むパキポディウムの先端の生長点が分かれるのは、最初に花が開花した後という話が多いですが、開花前の株でも分頭するんですね。

ちなみに現在はこんな感じで、3つの枝が順調に大きくなっています。

といっても、塊根の部分はかなり細いんですよね。正直細い塊根に枝が3つだとバランスが悪いし、葉がかなり重なっちゃってます。

現地球と比較するとだいぶシルエットが違っています。この株は自分が栽培している実生株の中でも一番細い株なので、このあとどうなっちゃうか予想がつきません。

ちなみに、最近花芽がついた株があって、まだ花は咲いていませんがよく見ると花の根元が3つに生長点が分かれていました。こっちは開花後の分頭なんで順当な順番ですし、上の株と比べると太るスピードが速いです。

こっちも現地球と比較するとだいぶ塊根が細いです。ただ、輸入されてくる現地球のほとんどの分頭した株は塊根が丸まると太ってます。

よく言われるのが、原産地のマダガスカルで育った株は気候の影響で太りやすいって話ですよね。あと、単純にわざわざ高い輸送費を払って出荷するなら、商品価値が高いしっかり太った株を選んでいるってこともあると思います。

じゃぁ、分頭してるけど痩せているこの株はどうなるのでしょうか?

ぼんやり考えている3つの予測をイラストにしてみました(成長後のイラストが手抜きなのは突っ込まないでください)。

  1. 塊根は太らずにこのまま枝が伸びていく
  2. 塊根は太らずに、枝が太っていく
  3. 塊根が太りながら、枝が育っていく

1が一番ありがちな結末だと思いますが、そういう形のグラキリスの株ってその中に出回っていませんよね。ラメリーやホロンベンセはン1のように成長する株が多いですが、グラキリスの大きな株でこういうシルエットの株って検索しても出てきません。

単純に商品価値がないから写真が出回らないだけの気もしますが、それでもラメリーやホロンベンセのシルエットグラキリスが販売されたっていいと思います。それはそれで面白いと思いますし。

2の可能性もあるのでしょうか?グラキリスは枝はあまり太りにくいと思っているのですが、塊根すら太らないので枝が太るとは思えません。

最後に、3つ目の可能性。ネットの情報を探ってみると5年目くらいから太りだすという記述がちらほらあります。ちょうど分頭するのもそのタイミングだと思うので、分頭したら塊根が太りだすということがあるのかもしれません。

それならば、日本に来る現地株がみんな塊根が太っていて枝が細い理由がうなずけます。

うーん。どうなるのでしょうか?まぁどんな形でも面白いと思いますが、何株か栽培しながら確かめてみようと思います。答え合わせも栽培の楽しみですよね。

 

それでは。