応用情報技術者試験を解くうえで知ってなきゃいけないアルファベットの略称をまとめておきます。

初学者として解答に必要な最低限の知識を載せています。

今回はネットワーク関係の用語に絞ってまとめました。

 

HTTP(HyperText Transfer Protocol

 

OSIモデルの第7層であるアプリケーション層に適応されるプロトコル(ルール)のことです。普通の人がインターネットを使ってあれやこれやするのに一番利用している規則だと思います。

具体的にどんなアプリケーションがHTTPを利用しているかというと、多分一番有名なのはchromeやEdgeのようなwebブラウザだと思います。

HTTPのおかげで、ブラウザからURLで指定した情報を受信(GET)したり、送信(POST)したりできます。

HTはHyperTextの略ですが、日本語に直訳すると「超文章」で超える文章ってなんじゃいって思ってしまいます。HTTPのルールにのっとってやり取りされるのは、HTMLのような文章やJPEGのようなデータですが、そういった文字列だけで、動画や音、サイトといったあらゆるものを表現できるから超文章のようです。

1991年に発表されて、現在はHTTP/2というものが2015年から使われているみたいです。

 

 

TCP(Transmission Control Protocol

 

TCP/IPとして出てくることが多いですが、IPはなんとなくわかるものの、TCPがやっていることはわかりにくいです。

IPが第3層のネットワーク層でIPアドレス指定された宛先(スマホやPCのような各デバイス)に情報を送くるためのルールですが(いわば郵便制度?)、TCPはネットワーク先のさらに上のトランスポート層に適応される、送信側と受信側で情報をやり取りするための、コネクションを確立します。その際に行われる手続きがスリーウェイハンドシェイクです。

正直このコネクションという概念はよくわかりません。たぶん、何かネットワーク上に変化が起きるというよりは、お互いが情報をやり取りする状態になることを行っているのだと思います。

とにかく、TCPはネットを介して2点間で情報をやり取りするのに必要なルールと思っていれば問題なさそうです。

TCPの他には簡略して通信速度を速めたUDPというプロトコルもあるみたいですね。

さらに、問題を解くうえで必要な知識としてはポートとソケットがあります。

まず、ポートですがポートは通信先のデバイス内の行き先を表します。例えばIPアドレス192.168.1.26の22番ポートでしたら、相手先のアドレスは192.168.1.26:22と表記されます。

IPアドレスが会社のオフィスが存在する建物の住所でしたら、ポートは宛先の部署が存在するフロアみたいなものです。

代表的なポートはHTTP(webサイト)が22番、HTTPS(セキュアなサイト)が443番、SMTP(メール)が25番、FTP(ファイルのやり取り)が20番、TFTP(FTPのUDP版)が69番、DNS(URLの解決)が53番、IMAP(メール)が220番があります。

ソケットはコネクションの出入り口のことで、数に制限があります。HTTP/2では一つのコネクションで並行してデータをやり取りできますが、やり取りするデータごとにソケットが必要になるようですね(要確認)。

 

 

SYN(synchronize packet

 

SYNはシンクロの略です。なんで、SYNパケットは上に書いたTCPプロトコルのスリーウェイハンドシェイクのなかでコネクションを確立したい側が相手先に送ります。

相手のデバイスはSYNパケットを受け取ってら送られて来たアドレスにACKパケットと自分も通信できるのか確認するためのSYNパケットを送ります。

その後にまたコネクションを確立したい側がACKパケットを返したら晴れてコネクションが確立したということになります。

 

 

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol

 

インターネットに接続するためには、必ずネットにおける住所であるIPアドレスが必要です。

このIPアドレスの割り当て方を決めたプロトコルがDHCPです。

インターネットに接続したいユーザーであるクライアントはDHCPに取得要求することで、DHCPサーバーから空いているIPアドレスを割り当ててもらえます。

 

 

WAF(Web Application Firewall

 

ファイヤーウォールです。

取得する必要のない情報を取得しようとしたり、不正な信号を送ってくる通信を遮断することで、攻撃からサーバーを守れます。

また、許可した接続元(ホワイトリスト)のみ通信できるようにしたり、逆に指定した接続元や特定の通信パターンをブラックリストとして遮断することもできます。

ネットとサーバーの間に

 

 

[番外編]ネットワークに関するコマンド

 

ipconfig・・・PCが接続しているネットワークの状態をいろいろ教えてくれる(設定もできる)便利なコマンド。使ったことがある人も多いのでは。

扱う事項はホスト名、MACアドレス、IPアドレス、サブネットマスク、デフォールトゲートウェイ、DHCP有効/無効、ネットワークカード(NIC)名等々

ping・・・指定したアドレスと接続できるかテストする。

telnet・・・telnetでリモート接続する。

nbtstat・・・NetBIOS情報を表示、更新します。NetBIOSは通信用のハードウェア(wi-fiモジュール的な?)の規格で、NetBIOS名はPCに搭載する通信用のハードウェアの名前のことだと思います。

基本1PC1NetBIOSだと思うんですけど、接続している回線が複数あったり、PCないで仮想のマシーンを起動している場合はその限りではないようですね。

nslokup・・・DNSサーバーでちゃんと名前解決ができるかどうか見ます。