前回お話しましたが、4年前期の再履修のテストをしくじり留年しかけました。院試は推薦で受かったし、今まで落とした単位は一つだけなので自分は留年とか関係ないと思っていたのですが、三年間で落としてたった一つの単位のせいで留年フラグが立ちました。結局、単位はとれたのでよかったのですが、だれしも留年の可能性があることを痛感しましたね。

文系と違って理系、特に国立理系では履修単位のほとんどが必修なんです。だから4年間に何単位取ればいいというわけではなく、一つでも落とせば留年の可能性がぐっと高まります。僕も別に単位数は余裕でした。たぶん20近く余ります。それでも、留年から完全に逃れられるわけじゃないんです。

正直、1単位くらいいいじゃんって思います。風邪ひいたり、二日酔いだったり、フラれたり、待ちに待ったゲームの発売日と被ったり。調子悪い時はあります。だって大学生だもん。

それに、大学生は勉強だけしてればいいってわけじゃないし・・・。でも、先生にはそんな言い訳通用しないです。

で、何が言いたいかというと理系国立の人間は誰もが留年の危険と隣り合わせだから、再履落とした時のために留年回避の方法を知っといた方がいいよってことです.

 

研究室の教員に先生を説得してもらう

 

これが一番確実な方法です。

大学という場所に4年間いると周りから留年したとか,しないとか”留年”という言葉をよく聞くようになります.まぁ,1,2割の人は留年を経験するわけですから当然ですね.僕の近い人間にも3人必修単位を再履修でも落とした人間がいました.

単位を落として留年を回避できるかどうかは先生次第です.優しい先生は向こうから「課題をやってくれたら,単位上げてもいいよ~」と言ってきてくれます.体感ですが3分の1はこれで助けられると思います.実際3人の友人の一人はこうして助けられました.

断っておきますが,これは落とした単位が1,2個の場合の話です.5個も6個も必修を落とした人は手遅れですのであきらめてください.

単位を落としたことは学生の責任です.それに先生たちは受講生の何割かを落とすことが義務です.それをわざわざ留年しそうだからって課題を出して添削してくれるなんて頭が上がりませんね.

じゃぁ先生優しくなかったらどうするのか.自分からコンタクトをとるしかありません.まずはメール.忙しい先生の居室にいきなり乗り込むのは失礼です.メールが返ってくるか来ないかは半々のような気がします.そこで課題を送られたり,居室に来るよう言われたら勝ちです.わざわざ,時間をとってくれるというということは単位をくれる気はあるってことです.おめでとうございます.

ただメールの返信がよくなかったり無視されたらひっくり返すのはほぼ不可能だと思います.一つの授業で毎年何人もの生徒が留年の危機を迎えます.先生にしたらそれにいちいち反応していたら時間的にも精神的にも負担が重いです.

このやり取りで重要なことは,先生の性格とこれまでの事例を把握しながら先生の立場に立って考えることです.なんか恋愛みたいですね笑.

労力のわりに連絡をとることで救済される人はあまりいない気がします.3分の1ってとこでしょうか.僕の友人はコンタクトをとったけどダメでした.メールが返ってこなかったそうです.じゃぁ残りの3分の1はどうすればいいのか.泣き寝入りするしかないのか.

研究室の教員に先生を説得してもらいましょう

2人の友人は留年必至でしたが最終的には助かりました.どうやって留年を回避したかというと自分の所属研究室の担当教員に先生を説得してもらったんです.

僕も留年の可能性があったのでいろいろな事例を調べたのですが,学内ではこの方法で留年を回避できなかった人は調べた限りではいませんでした。

そんなあるの?と思うと思いますが結構多いです.100人いる学科なら,毎年5,6人は担当教員に助けてもらっているのではないでしょうか(適当).

なぜそんなことが起きるのか,先生の立場にたって考えればわかります.

まずは担当教員の事情を考えると,学生に留年されるといろいろめんどくさいことが多いです.留年しても研究室に籍は残ります.一応机を用意しなくちゃなんないし,それに単純に研究室にとっては不名誉なことです。早く追い出したいのが教員の本音ではないでしょうか。でもって,担当教員にとって自分の学生を落とした先生は同僚ですし内々でそういうことを頼みやすいんだと思います.

で,落とした先生にとって学生は年に数十人やってきては消えていく存在でしかありませんが,先生通しは今後も仕事をしていく同僚です.断るのは角が立つし,ここで恩をを売っておきたい気もします.それにわざわざ担当教員がそういう風に言ってくるということは,自分の授業でヘボかったけど研究室ではまじめな学生なのかなと思う可能性もあります.

簡単に言うと先生にとって、学生が来たら追い返すのが楽だけど、教員が来た場合はとっとと単位上げちゃった方が都合がいいってことです。

ここで教員までも突き返す人はなかなかいません(聞いたことありません)。

これは研究室に所属している人しか使えません。まぁ、文系でもゼミの先生に頼むという手はありますが、あまりうまくいったという話は聞かないですね。

 




どうやれば助けてもらえるか

 

まずは、先生を選ぶことだと思います。学生を助ける人は助けるし、助けない人は助けません。人も研究室の重要な要素です。

さらに、前期のうちに研究室にしっかり顔を出しておくということも重要だと思います。誰も顔を見た学生のために動こうという人はいません。逆に不真面目だから早く追い出したく留年したら困るという考え方もありますが、

それにまじめに研究に取り組んでいれば、先生が研究を頑張りすぎて授業を2の次にしたからと思うかもしれません。まっ、先生の気持ちは学生が考えてもわからないですね。でも、少しでも留年の可能性があるなら頭のどこかには先生に助けてもらうことになるかもしれないことを入れておいた方がいいかもしれません。

 

 

最後に

 

留年するときはします。でも留年って別に悪いことではない気がするんですよね。留年数のデータを公表している大学は少ないので信用できるデータは見つからなかったのですが、どこの大学も1割くらいはいるのではないでしょうか。私の通っている大学は、休学、退学者を含めると3割以上の人がストレートで卒業できないと聞きます(噂ですが笑)。少なくとも毎年1万人ぐらいは留年するわけです。

別に大学は行かなくてはいけないところではないです。最近は求人数も多いので大学に行かなくてはつける仕事はたくさんあります。それにそもそも、大学に行かないとできない仕事ってそんなにあるのでしょうか?

行きたい人が行って、卒業したい人がすればいいんです。大学なんて。やっぱり、留年しちゃうってことは大学に行く意味が分からないのからではないでしょうか(僕もわかりません笑)。そんな人は一年ほかのことをやりながら、大学に通うべきか考える時間になると思います。もし大学に戻りたいと思ったならそこから頑張ればいいし、ほかの道が見つかったのなら辞めてもいいと思います。

確かに就職に与える影響は不可避ですが、そういう回り道も時には必要かもしれません。

僕はもしも留年したら、半年間は平日の昼間にバイトしながら残りの一単位をとって、半年間留学したかったですね(残念ながら実現しませんでした)。



 

 
単位とれて本当に良かった。それでは。