学部3年で最も重要なイベントといえば研究室配属です!
いやもう、これはほんとに重要ですよ笑。大学選びより重要。研究室というところは田舎の集落みたいなもので、同じ大学、同じ学科の研究室でもルールは全く違います。真っ黒な研究室とピュアホワイトの研究室では卒業するために必要な労力が3倍も4倍も違います。いや、一桁じゃ足りません。
時間だけ考えても、週2,3時間でいい研究室もあれば、週50時間以上研究室にいることが要求される研究室もある。そういうところです。研究室というところは。
運営方針も千差万別ですし、同じようなテーマでもやってることが全く違うこともあります。
まずは、行きたい研究室を見つけること。研究室選びについては前の記事に書きましたので、ぜひ読んでください。
で、せっかく気に入った研究室が見つかったら、次はそこの研究室に入るために手を打ちましょう。あなたが行きたくなったということはほかのみんなもその研究室を狙っている可能性が高いです
ということで、ここいいんじゃないと思った研究室に確実に入れる方法を考えていきたいと思います。
この記事とは別に面接対策に特化した記事も書く予定なのでそちらも読んでください。
先手必勝!!
変わっているのですが僕の研究室は選考に先生のほかに学生も立ち会います。先生1名と学生3人の4人で一人の志願者を面接するのです。この秋、僕も選考担当として5人の志願者を面接しました。一枠、飛び級者で埋まったことで2枠しかない状況だったので、受ける側はかなり厳しかったとおもいます。
面接のあとは4人で志願者の印象を話し合います。選考側に立ったことはもちろん初めてだったので本当にいい経験になりました。こういうところをみるんだ~とか、実際に自分が選考してみるとこういうところが気になるな~とか、いろんな発見があって。
そこで、何よりも重要なことは”どれだけ早く動いていたか”ということです。一番最初に決まったのは、高専出身の編入生で編入前からうちの研究室に訪問していて、先生も顔を覚えていたので全会一致で決まりました。
話す
先生に会えなくても、学生の誰かとよく話しておくと違います。10分くらい話したなら、必ず覚えておいてくれるものです。できれば、研究室において学生の採用に口を出せそうな人がいいと思いますが、わからないなら2,3人の人と話しておくといいと思います。
よく研究室見学に来て、何も話さずに黙って帰ってしまう人がいますが、研究室の内部情報を知るには話すのが一番なので絶対話すのをお勧めします。確かに、普段あまり積極的に話さない人はいきなり研究室に来て誰かに話しかけるのは難しいと思いますが、話始めてしまえば、聞きたいことは勝手に思いついて話が続くと思います。
ポスターやwebページには都合のいいことしか書いてないので、学生からの情報は貴重です。ブラックですか?とか、きついことは何ですか?とか、最近の成果って何ですか?とかきわどいことをガンガン聞いてみてください。
少し気に入られたいと思うなら、そこの学生と共有できることを探しましょう。学校のことでも、趣味のことでも何でもいいです。もし、共通していることがたくさんあったらなそこの研究室があっているのかもしれませんね。
例えば、高校時代同じスポーツをしていたとか、同じテレビアニメを見ていたとかそういうことがあると親近感を持ってくれる可能性が高いです。選考の段階になったら押してくれるかもしれません。あまり期待はできませんが、そういうところで差は生まれるのだと思います。
一つ注意事項ですが、学生から研究室の不満が一切出てこないところは怪しいです。どんな研究室でも不満はつきものです。それに、大学生の後半にもなれば何かを紹介するときメリットとデメリットを両方話すのが普通だと思います。特に理系ならなおさらそういう話し方をするはずです。でも、そこでデメリットが全くでない先生に口止めをされている可能性があります。
直接的ではなくても、雰囲気で都合の悪いことは外に出さないという姿勢はワンマンの研究室にはありがちな現象ですが、ガス抜きしないと学生の不安はたまる一方だし、そういう研究室はいつまでたっても改善されることがないので止めといた方がいいですね。
とにかく先手!
早いに越したことがない理由は他にもあります。そのあと講じることができる策が多いんです。一年前から、狙っていればその先生の授業をとることだってできますし、学校祭といったイベントで研究室に訪問することも可能です。共通の知り合いを探すのも難しくはないと思います。
それに、あんまりいい話ではありませんが、ライバルを妨害することも可能です笑。(あまり効果はないと思いますが)それにほかの選択肢を探る余裕も出てきます。
研究室選びを2回やった自分からすると、研究室選びに正解はないと思います。重要なこと自分がそこで何をするかでしょうか。ただ、学習環境は学生の最大の武器ですから、慎重かつ迅速に進めましょう。
それでは。