就職活動の時、買ったもののというとリクルートスーツにSPIの参考書にビジネスバッグくらいでした。
あと、学校指定の履歴書とか指南書とかも買いましたがあんまり使う場面がありませんでしたね。
で、買うか買わないか悩んで、結局買ったんですが腕時計は買うか悩みました。
人やサイトから情報を集めたんですけど、結構人によって言ってることがまちまちなんですよね。
必要ない人は必要といういうし、必要じゃない人は必要じゃない。
で、僕が半年間就活をして得た結論は
相手と自分による
てす。
就活って一般化されたルールが存在しますが、実際やってみると、100人いたら100通りの就活があるというか、同じ就活生でも受けている企業とか時期によってベストな方法って違うんですよね。
相手と自分によるというのはどういうことか具体的にいうと、
ます相手に関してですけど、
まずは、業界。
そして、企業の風土。
次は相手の立場、人事なのか、営業職なのか、エンジニアなのか
会社での役職や年齢も重要になります。
ちなみに、面接前に相手の情報を知っておくと面接をめちゃめちゃ有利に進められます。
一度、リクルーターから面接官の方の名前や経歴、役職、性格などをあらかじめ教えてもらったことがありましたが、相手のプロパティから逆算して話せるので、かなりやりやすかったです。
そこまでの情報発信得られなくても、ネットやすでに受けた友人、先輩、OBから次どんな立場の人が来るかの情報は得られます。
本題にもどると、腕時計をチェックする人としない人の違いは、普段腕時計を使う、もしくは使っていた人とあまり使う場面がない人の違いです。
そもそも、スマホや携帯電話がなかった2、30年前は出先で時間を見るためには腕時計が必須でした。
腕時計がないと電車の時刻まであと何分あるかわからないし、相手と正確に待ち合わせをするにも腕時計が必須で、遅くなってしまえばもちろん遅刻して相手を待たせてしまうのでアウトで、逆に早くついてしまえばそこで時間を無駄につぶさなくちゃいけないわけですから非効率です。
そうなってくると、時計を持たない=時間にルーズな人というレッテルをはられることを不可避なので、就活生(というか社会人)は腕時計を必ず持ち歩いていなくちゃいけなくなったわけです。そもそも大学生の時点で普段から腕時計をしていないとバイトや授業に平気で遅れる人なのではと思われますよね。
ただ、現在はスマホを全員持ち歩くという時代になりました。スマホを必ず持ち歩いていれば時間を確認することができるし、アプリなどを使えば自分で時間を管理しなくても目的地に正確な時間でたどり着くことができます。
ちなみに、就活にスマホは必要か?という問いに対しては100%YESと言い切れると思います。
実際就活していく中で、専用のアプリをインストールしないと説明会に参加できない企業もありましたし、出先でwebサイトを開いて情報を得る場面も何度もありました。また、相手の約束の前にトラブルがあった場合は電話で報告するのがマナーです。
ついでに、現在の若者においてSNSやトークアプリを使って情報を交換できない人は「どんくさい」という印象を持たれるリスクは高いと思います。自分の周りで年長者含めてスマホを持っていない、もしくはLINEを使ってない人のことを思い浮かべてください。納得できますよね。昔は、スマホの立ち位置にあったのが時計で、時計を持ってない人はちょっとねぇってなるわけです。
相手はまだ腕時計を必要としている人か?
昔より腕時計をしていない人がヤバいやつじゃなくなったのは確かです。
でも、まだ腕時計が必要!と思っている人は、その人がそういう状況に置かれているからです。
例えば営業先で相手の話がめちゃめちゃ長くて、そろそろ帰らなくちゃいけないって時に相手の目の前でスマホで時間を確認するのは失礼です。(腕時計を確認するのも失礼ですが、ごまかせる可能性は高い)
会議とかも一緒で、会議中でスマホは出しづらいですよね。PCがあれば確認できますけど、話している時にPCを見ているかいないかは就活生には分からないし、時と場合で違うと思います。
それに、やっぱり腕時計がないと時間がわからないという環境に長く身を置いた人は新人に対しても腕時計が必要と思っている人はいると思います。
ちなみに、時間を確認するためにスマホを取り出せないのは就活生も一緒で、面接中にタブレットなどを使って図を見せるのはアリですが、時間を確認するためにスマホを取り出すのはアウトです。説明会でも厳しいですね。
基本、就活中は周りと同じように行動していればいいので、あえて時間を気にする必要がありませんが、例えば面接のときにあとどのくらい面接時間が残っているか確認して受け答えを調整したい人は腕時計をしていったほうがいいと思います。
どういう自分を売り込むかで話は違ってくる
面接のとき時間配分を気にするなら腕時計を持っていたっ方がいいと書きましたが、戦略の立て方によって腕時計の必要性は変わってくると思います。
あえてApple Watchをしていくことで、IT技術やガジェットへの興味関心を演出するという就活生を2人知っていますが、僕はあんまりいい戦略ではないと思いつつ、二人共受けた先行はほぼどこでも通って第一志望の企業に決まったので(一人は通信キャリアD社)IT企業には受けるのかもしれませんね。
ただ、僕がこの演出が微妙だと思うのはApple製品を身につけるのは若干ミーハー感が出るんですよね。
Apple Watchを使いこなすのはエンジニアじゃなくて、むしろユーザーであって、実際ガチのプログラマはiosじゃなくてAndroidを使ってることが多いですし、なんかApple Watchというとエンジニア感が落ちる気がします。
ただ、IT系と言っても大手企業はそんなにエンジニア、エンジニアしているわけではなく、日本のIT企業はむしろ海外の技術や製品を利用することのほうが多いのでApple Watchが好印象を持たれた可能性はあると思います。
まぁ、Apple Watchが良かったのかは別にして彼らが就活中、内定を量産していたのは自分を演出するのがうまかったことは確かです。自己アピールではESに書く経歴や面接時で話すエピソードだけじゃなくて、むしろ、服装や話し方、声、髪型のほうが相手に与える印象を操作しやすいです。
例えば、研究熱心で真面目という印象を最小に作ってしまえば、ESの内容から面接官が勝手に妄想してって期待を膨らませてくれます。リーダーシップとか行動力とかもそうです。
逆に全然リーダーシップをとっていなさそうな就活生のESにサークルの代表の経歴があれば誰だって違和感を覚えます。
自分のアピールしたい部分を引き立ててくれるツール
身内含めて面接官の経験のある人に就活生の服装を気にするか聞くと、あんまり見ていないという人がほとんどでした。まぁ僕の周りはITかメーカーがほとんどなのでどちらかというとそういうのを気にしない人が多い業界ですよね。
非メーカー系、非通信系のところでは最王手のSierの人事部長をやっている人は別にリクルートスーツで来なくて何とも思わないといってました。
さすがにそりゃないでしょ・・・と思いましたが、服装を見ていないというのは確かなのかもしれません。
ただ、人はまじまじと相手の着ているものを認識していなくても、その人の人となりとかオーラを服装とか話し方で読み取っているので直接関係しなくても面接との評価との関係は大有りです。
結局就職活動で実用的な役目をスマホに奪われてしまった腕時計は相手への自分の印象を操作するためのツールとなったのだと思います。
で、確かに腕時計をしているということは、しっかりしている、まじめそうという印象を相手に与えることに役に立つと思います。
特に、就活生だからといってみんながみんな腕時計をしなくなった今だからこそ、腕時計の演出効果を高まっていくと思います。
ただ、しっかりとかまじめというイメージが100パー面接でプラスかというとそういうわけでもなくて、そこはあなたがあなたの持っているどんなところをアピールしたいかによります。
注意してほしいのは、自分の中にないものをアピールするのはナシです。でも、人間にはいろんな面があって、その企業に働くことにあっているところと、あっていないところをそれぞれ持っていると思います。だから、一番自分がその企業の一員としてふさわしい素養を一つ確実に面接官に示すことが重要だと思います。
まぁ、一つじゃなくてもいいし、何個か提示して一番受けたものを強調するのもいいし・・・。ただ、たくさん提示すればするほど一つの内容が薄くなるのは覚悟してください。
そして、提示した自分の素養は証明する必要があります。その証明するツールとして腕時計があると考えれば、腕時計をつけていくとかどんなデザインかとかはおのずと決まると思います。
腕時計の話をしつつ、ずっと就活時の服装の話をしていました。
リークルートスーツが正解というのも考えようだと思います。例えば僕の先輩だと第一志望の超大手のメーカーのS社にあえてジーンズで面接に臨んで内定を勝ち取った人もいるし、僕も外資のコンサル企業と携帯キャリアのジョイントベンチャーを受けたとき、人事の人からリクルートスーツじゃなくてオフィスカジュアルの方がここの人は受けるといわれたことがあります。
要は相手の価値観と自分の売り込み方です。
でも、多くの人がリクルートスーツや腕時計を進めるのは、確かに仕事ができそうとか、しっかりしている、常識があるという印象を与える効力があるのも確かだと思います。
それでは。