前に「卒研発表直前に火を噴いて壊れたWindowsのノートパソコンからSSDだけ取り出して、研究室のディスクトップにM.2-USB変換ケーブルで接続して、起動ドライブをUSBデバイスにしたら復活できた」という記事を書きました。

ただ、あの時点では安定して使えなかったんですよね。2,3時間使っているとフリーズして、ほっとくとOSがクラッシュしちゃってました。

前にubuntuをUSBから起動していた時にUSBに手が触れて一瞬接続が切れると、真っ黒い画面になってCUIでも操作できなくなるということがありましたが、まさにそんな感じでOSが入ってるデバイスの接続が一度切れるともうダメみたいですね。

ほかのブログを見てもメインのPCを外付けのストレージからブートしている人はいなさそうです。結局、不具合が起きて使えなくなってしまうという結論に至ってました。

そもそも、SSDなんだからそれをデスクトップのPCにSATAで接続させれば済む話ですし、M.2のスロットがあればそこに差し込めればいい。

でも、使っているのは研究室のパソコンで元のWindows7のシステムもすぐに使えるようにしたかったんです。つまり、デュアルブートってこと。さらに、もともとの環境は一切いじらずに、僕が卒業するときはUSBケーブルを引っこ抜けば元の環境に戻せた方がよかった。

そこでお手軽にUSB接続でOSを運用することにしたんです。

あくまでこれは壊れたPCのSSDをほかのPCで起動することで復活させる方法です。Windows10は外部デバイスにインストールできないみたいなので、起動するメディアを作るのにめっちゃ大変な思いをすると思います。後で説明しますが、デメリットもあるのでそこまでする意味はないです。あくまで壊れたPCの復活が目的

結論、できないことはあるけれど外部ストレージからWindows10は起動できます

この記事もその外付けSSDから起動したWindows10で編集しています。プログラミンはあんまりしないけどゼミ資料とかもこっちで作ってますね。一日中つけっぱなししても問題なし。起動もUEFIモードで爆速。

Windows10を憑依させた研究室のPCは16コアxeonプロセッサでGPUはgtx1080なので壊れる前のPCよりもPotoshopやPemiereが快適に使えるようになりました。

ただ、どうしても解決しないこともあります。

まずは

ライセンスが切れるソフトがある

officeもadobe製品もみんなダメでした。シリアル番号を持ってる人は問題ないですけど、紛失してしまった人とか入れられる台数を超えてしまった人はきついと思います。僕はadobe製品はシリアル番号を打ち直して、officeは大学のライセンスを使いました。

さらに、学校のネットワークで起動したので学校の認証サーバで勝手に認証されたのですが、Windowsそのものもダメだったみたいです。でも研究室のPCで試す前家のPCでやった時も勝手に認証されたので、一台までは大丈夫なのかもしれません。

SSDは前の環境と一緒ですが、マザーボードもCPUも新しい環境のものを使います。ですから別のPCで起動されたと認識されるようです。

officeが何でPCを識別しているのか調べたのですがわかりませんでした。PCを自作する人はSSDなんてすぐに変えちゃうし、CPUを変えようとする人だってたまにいます。だから多分マザーボードのロット番号とかで判断しているのではないでしょうか。

もう一つできないことは、Windows Updateでどうしても入らない更新があるというものです。特にwindowsの最新機能とか興味ないので気になりませんが、セキュリティ的にはアウトな気がしますが、セキュリティ関係の更新はちゃんとできているみたいです。

具体的に何がアップデートされなかったというと、2018年の春に来た大型アップデートで、アップデート中にこの変更はUEBポートで接続されたデバイスには適応されません。みたいなエラーが出て進まなくなりました。

ただ、このエラーも次のwindowsの更新の際には表示されなくて、今確認したら最新の状態になっているといわれました。




どうしたら安定して起動できるか

さっき、勝手にクラッシュするといったのに、どうして今は使えているかというとPCとのUSB接続に電源付きのハブをかませたら使えるようになりました。

それまで、物理的に振動で接続が切れるものだと思っていたので、最初は接続部位をテープでぐるぐる巻きにするという対策をとっていたのですが全く効果はなかったです。

それで接続が切れないように端子の先が2本位なっているケーブルを使ったら少し改善しました。

ただ、この端子がデータのやり取りに使うのは一本でもう一本は電源供給用なので、接続の不具合が改善するはずはないのですが、ダメ元でやったら上手くいきました。

で、思たんですよね。接続が切れたんじゃなくて、SSDが電力不足になってOSがクラッシュするんじゃなくかって。

Windows 10って操作しないと勝手に外部デバイスに供給する電力を節約する機能があるそうですが、確かに操作してないときにクラッシュすることもあったし、デカいファイルを動かしてSSDがめっちゃ動いたときにフリーズ(この時はほっとけば戻ってくる)した時もあった。

HDDと比べると消費電力は少ないSSDですが、OS運用となると食う電力も通常よりも多くなるのかもしれません。てか、そうですよね笑。

前の記事にも書きましたが、そこで電源供給ができるハブを使うことにしたんです。

ちなみにこれです。写真にはないけどちゃんとACアダプターがついてます。

父親がレコーダー用の外付けHDDを買ったときに店員さんに騙されて買ってました。

なんのために使う商品なんだと思ってましたけど、Windows10をSSDからブートするための商品だったんですね。ちゃんと書いててほしいです。

ちなみにサーフェスとかで使うと外付けHDDに電力を送りつつサーフェス自体も充電できるみたいです。それは結構便利ですね。サーフェス持ってないからいらないけど。

今では研究室で大活躍してくれています。それから一度もWindowsが調子悪くなったことはないです。

この記事を読んでSSDからUSB接続でWindowsを起動するって人は最初から電源だ供給できるアダプターを買えばいいと思います。

アマゾンでちょっと探したのですがM.2でセルフパワー対応のSSDケースはありませんでした。SATAならありました。

ということで、外付けのデバイスでWindows10をブートするときは電源付きのハブを買ってセルフパワーにするといいよってお話でした。

それでは。