革靴のヒールを自分で交換したので、その記録を残しておきます。

交換するのは10年前に買ったアルフレッド・バニスターの革靴です。最初に自腹でかった革靴で、たしか1万4千円くらいだったと思います。デザインが気に入っていたのでよく履いていまいたが、値段相応の作りで履いてて2年くらいでかかとのソールのラバーがポロっと取れました。

その時は出先だったので、駅前の修理屋さんでヒールを交換してもらったものの、修理代が6千円くらいかかり、安い靴にかける値段じゃないなと思ってしまいました。

その後もソールが傷んできたの自分でラバーを張ったりしながら延命していたのですが、とうとうかかとのラバーではない部分も劣化してポロっと取れてしまったので、ヒールを自分で全とっかえすることにしました(かかとが取れてから2年以上履いてませんでしたが、久しぶりに履きたいのと靴の修理動画を見ていたら自分もやりたくなったので作業することに)。

まずは、取れたヒールの残骸や接着剤をやすりで削ってはがしました。5mmくらいのラバーのヒールに上に5mmくらいの皮が張ってあると思ったら、その部分は皮ではなく段ボールのような厚紙が張ってありました。こういうところでコストカットしてるんですかね。まぁ、10年も履く想定で作られた靴ではないんだと思います。

やすりはアマゾン3本セットで売られているやつを使いました。靴用ではないですが、これで十分だと思います。

結局この作業が一番大変でした。

次に交換するソールを切り出しました。今回は劣化して取れてしまった。厚紙の5mmの部分を補うために、10mmの厚でのソールを貼り付けました。ビブラムソールの#5345 サンライズリフトというソールがちょうど10mmだったのでそれを使用しました。

カッターで切ってやすりで切りを縁を整えました。あと、接着しやすくするようにソール側の表面をやすりで荒らしておきました。

形ができたら貼り付けます。若干後悔したころは少し小さめにソールを切り出してしまい、少しだけ張り出したときにソール側が小さく段ができてしまいました。少しだけ大きめに切り出して貼り付けてから削って調整するくらいがちょうどよかったです。

接着剤はダイアボンドを使用しました。

貼り付けた後は、履いて何度もジャンプし圧着しつつ、空気を抜きました。本当は金づちで叩いた方がいいと思うんですが(親ハン)、靴用のハンマー台がないので無理ですね。

接着面に隙間ができたので、エポキシパテで埋めて軽くやすり掛けしました。ほとんど効果がない気がしますが、一応釘も打っておきました

まぁまぁちゃんと接着できたと思います。

最後にコバインキを塗って磨いたら完成です。

出来はぶっちゃけよくないですが、この靴は気をつかわずにカジュアルに履きたい靴なので別にいいです。

スーパーに行くときや、ちょっとファミレスや飲み屋に行くとき、オフィスに行くとき(オフィスにいっても知り合いに会うことはないので、格好はどうでもいいです)に履こうと思います。

作業時間は3時間くらいでした。材料代はやすりとソール合わせて3500円くらいです。

ぶっちゃけ作業時間を考えたら、修理を依頼するか、新しい靴を買った方がいい気がしますが、一番最初に買った革靴で捨てたくないし、とにかく靴を修理したかったので、これでいいです。

最後に参考にしたyoutubeの動画を載せておきます(靴修理の職人の方の動画ですが見ていると無性に靴を直したくなります)。

それでは。