園芸初心者でデータ数が全然ないですし、そもそも菌根菌自体が民間療法的な存在だと思うので根拠はありませんが、菌根菌(+バチルス菌)を使ったら室内に置いている温室内でカビが生えず根腐れも減ったので、菌根菌はカビに効果があるのでは?と思った話を書いておきます。
菌根菌ってご存じですか?植物の根に寄生して植物から菌糸を伸ばしリンや窒素を根に供給する代わりに、植物が光合成で作った炭素化合物をエネルギー源として植物から得ている寄生菌です。
菌根菌と呼ばれる菌は無数に存在していて、複数の種類の菌が共生しながら植物の根に感染しているようです。
普通に地植えで地面に生えている植物には何らかの菌が感染しているわけで、べつに特段人間が意識する概念じゃないと思います。ただ、鉢植えの場合は話が別で用土に元から菌根菌が存在していないので、人間が補ってあげようということになり、世の中には数は少ないですが菌根菌関連の肥料が存在します。
怪しいなぁと思いつつ、でもこういう商品を面白いと思っている自分もいて、以前から手を出すか悩んでいました。
そもそも、植物はもとから菌根菌に感染しているのではないか?(実生なら感染していない?)
用土に菌根菌は含まれていないのか?(有機と無機で異なる?)
なぞが多いです。ただ、この度下の菌根菌+バチルス菌入りの肥料を使ったらカビが確かに生えなくなって、根腐れも減ったので今は信用しています。
現在amazonでは品切れみたいで50袋まとめてしか売ってないようです・・・。
菌根菌がカビを抑制するかについて調べてみましたが、あんまりそういう研究結果みたいなのは見つからなかったですね。病気の感染を防ぐというのはありましたが、カビでは出てこなかったです。一方バチルス菌はバチルス菌を使ったカビ予防剤もあるぐらいなのでカビを抑制効果があるようです。なのでもしかしたらバチルス菌の効果なのかもしれませんね。
梅雨前に室内に設置している小型の温室でカビ+根腐れが頻発してました。去年から小型の蘭にはまって少しづつ集めていたのですが、ジュエルオーキッドのミズゴケに白カビがびっしり。↓問題の温室です。今は平和です。
しょうがないのでミズゴケを交換すると中の根も全部腐っているんですよね。
そこで、これを使ってらカビも根腐れもピタッとやんだので、自分はこれからも使い続けようと思います。
撒いて数日間は商品に含まれている菌の菌糸がでます。ただ、この菌糸は家庭で発生する白カビみたいに猛威を奮うわけじゃなくて一か月もすれば消えますし、軽くうっすら菌糸が見えるくらいなので気にならないです。
この菌糸が悪いカビ菌と戦ってくれると信じています(気のせいかもしれない)。
バチルス菌はベニカXの粒状タイプにも入ってますよね。こちらも悪い病原菌を撃退するために入っているのでやっぱりバチルス菌の効果が強いのかもしれません。
ちなみに、バチルス菌は原核生物の細菌類で、カビ菌と菌根菌は真核生物の菌類みたいですね。ということは、商品を撒いて出てくる菌糸は菌根菌のものなのか?
今回の一件で植物と菌の関係性って面白いと思いました。学生戻れるなら普通に大学で研究するのもありかもしれませんね。
それでは。