この記事は、クラウドPOSレジを利用しているスタッフ(レジ登録者)からのスマレジの評判です。(他サービスとの比較はありません)
バイトでイベント会場のグッズ販売(物販)をやってます。
そこでクラウドPOSシステムのスマレジを使っているんので、店舗のスタッフが感じるスマレジについて思うことを書きたいと思います。
ちなみに、僕は2年間スーパーマーケットでレジを打った経験もあるので、POSを使用したレジ打ち経験が豊富です。
ついでに、来年度からSI企業でSEをやることになってるので、こういうシステムがどんな仕組みで動くのかなんとなく理解しているつもりです。
ただ、今は開発側の目線じゃなくて、エンドユーザーの目線からクラウドPOSについて考えたいと思います。
スマレジのメリット・デメリット
最初に断っておきますが、なぜスマレジにだけ言及するかと、ただ、普段使ってるのがスマレジだからです。この手のシステムって機能はほとんど同じなので、クラウドPOSシステムのスマレジをエアレジなりユビレジに置き換えてください。
ちなみにクラウドPOSの最大のメリットは、顧客の購入データをクラウドPOSを導入した企業と運営会社でビックデータとして共有できることにありますが、大学生バイトで雇われている一スタッフにはそんなことは知ったことじゃないので無視します。
じゃぁ、電卓で計算して釣り銭渡すやり方と比較してスタッフ的にスマレジ(バーコードリーダーあり)のメリット、デメリットってなんなの?っていうと
まずはメリット。
計算ミスが減る
- 商品の値段を覚えなくていい
- 現金以外の決済だと、釣り銭を渡す手間が省ける
- 締め作業が楽になって検品も正確になる
で、デメリット
- 操作に時間がかかる
- お客さんの顔が見れない
- 端末が邪魔
こんなところでしょうか
値段を覚えなくてよい
自分が普段入ってる店舗はイベント会場に設営した仮説のショップなんですが、基本、値札(プライスカード)が正面の商品ディスプレイに貼り付けてあります。
お客が選んだ商品をスタッフである自分に持ってきた場合、自分もディスプレイの値札を見て合計を計算します。
数種類の場合は問題ないのですが、それ以上になると商品を渡されてか探すのは完全に遅くて、しかも、こっちからじゃ見にくい値札もあります。
そうなってくると売れ筋の商品の値段を覚える必要があるのですが、これが結構大変なんですよね
食べ物を扱ってる場合は、品揃えも限られているし、販売している商品は大体いつも同じなのでそんなにきつくないと思いますが、ファングッズになると販売する商品は100種を超えることもあるし、その時によって売る商品が全然違うってことがあります。
自分の場合は、プロスポーツチームのサポーターグッズを売っているのですが、会場やチームが変わると商品のラインナップが全然違うので、その日に商品とリストを照らし合わせて値段をおぼえます。
そうなってくると、もちろん計算時に値段を間違えることがあるんですよね。あっちゃダメなんですけど笑。
スマレジの場合は、事前に商品のコードと値段を登録しておけばいいので超楽です。しかも、その作業をバイトがやることはありません。
現金以外の決済だと、釣り銭を渡す手間が省ける
スマレジはクレジットカード決済や今流行りの電子マネーに対応しています。
お客さん的にはかなり便利ですよね。バイト的にはどうでもいいけど笑。
で、現金じゃないと何がいいかというと、釣銭を渡す手間が省けます。あとキャッシャーを用意する手間。
でも、結局すべてキャッシュレスにするわけにいかないので、釣銭は用意する羽目になります。さらに、クレジットカードは問い合わせ時間がかかるのでめんどくさいんですよね。
あとで書きますが、電卓で計算する方法と比較すると、どうしてもスマレジは時間がかかるんですよね。レジはスピードが命なんで決済方法が増えることはあまり重要なメリットではないです。
あと、結局使用時にはインターネット環境がないから無理って場合もあります。
締め作業、検品作業が効率的になる
手動で全てやる場合、販売記録をつけることはかなり難しいです。
実店舗ではない露店で販売記録をつけているところはあんまりないのではないでしょうか・・・。
そうなってくると困るのが締め作業です。
売り上げ金と残った在庫の数を数えて、照らし合わせるのですが一致することはほとんどないですね。
さらに実店舗じゃない場合は、撤収作業もしなくてはならないので、計算するのは在庫を倉庫に戻してからになることもあります。
でも、参照して一致することはほとんどないんですよね。
100万売り上げたら、だいたい2、3万はずれが生じてます。
でも、気付いた時にはなんで一致しないか、理由を探るのは不可能です。
在庫と売り上げ金額が一致しない理由は、合計金額、お釣りの計算を待ち構えた、お釣りの渡し忘れ、渡す商品を間違える、商品の紛失、万引きなどですが、電卓には記録が残ってないので、確かめのようがありません。暗算もしますね。
お客さんはあまり気にしませんが、レジの店員側のミスって結構あって、スーパーマーケットで働いていた時は、一人当たり1日1回は打ち間違いがありました。熟練した人でも週に1回はある。
ちゃんとした置き型POSを使っててもあるんだから、電卓を使って手動でやってたらそりゃミスります。
スマレジを使えば、販売記録が残りますので、どこでミスが起きたのかあたりをつけやすいです。さらに販売員も登録できらのでミスした人も突き止められるかもしれないし、さっき間違えたのではと思ったらすぐに確認して、訂正できます。
操作に時間がかかる
レジはスピードが命。長々とできた行列をさばききるのが、一番重要でそこが一番疲れる。
スマレジを使っていると、なんだかんだで、時間と頭のリソースを持ってかれます。いろいろと操作が多い。
ついでに参照時間でサクサク動かないのでどんなになれたとしても、大型のPOSレジや暗算と電卓を織り交ぜた対応よりも遅くなります。
あとこれは慣れればいいと思うのですが、操作することに頭を使うので他の部分でミスが出ます。
会計確定時に顧客情報を入力するフォームがあるのですが、そんなこと気にしている余裕ないです。
これが一番現場の人が抱えている不満かもしれません。
お客さんの顔が見れない
最大のデメリットは画面操作が増えて、接客中お客さんを見ることができないことです。
えーそんなこと?の思うかもしれませんが、自分的にはかなり渋くて、商品を買ってくれたお客さんの前でずっとスマホやタブレットをいじるのは、失礼に感じる人もいます。
さらに、単に客とコミニュケーションを取る時間が減るだけじゃなくて、万引きのリスクもぐっと上がります。
客が殺到すると何が何だかわからないんですよね。そんな中でスマホの画面に集中するのは危険が高いです。
電卓でも同じじゃんって思われるかもしれませんが、電卓って合計金額を計算するときだけで、しかもそれほど画面に集中しなくても操作できるので画面を見ている時間はかなり違ってきます。
なんでもできてしまうスマレジのアプリだからこその欠点でしょうか。
端末が邪魔
レジ周りってごちゃごちゃしていて、端末を置いておく場所がないんですよね。ネックストラップで首から下げることもできますが首が凝ります。まぁ大型のPOSを置くよりはマシですけど。
こんなところでしょうか。ユーザーの評判は結局賛否両論なんですよね。
ただ、薄利多売のブースの場合、一番大切なスピードが失われるのはきついので改善してほしいです。
仮説店舗でクラウドPOSシステムを導入する際は、得られる顧客情報だけじゃなくて、ぜひここら辺の登録者が感じるメリット・デメリットも踏まえて検討してほしいです。
それでは。