最近、SuperDryってブランドなんとなく気になりませんか?
あの、極度乾燥(しなさい)ってやつです。
海外旅行に行くといやでも目に入りますよね。
大々的に間違った日本語を見ると、購買意欲がそがれますし、ちょっとレトロなデザインがダサいなって感じちゃいます。
その”ちょいダサ”な感じがいいのかもしれないと思いつつ、間違った日本語もあいまって日本で着るのはちょっとはばかれる。
そんなSuperDryをこの度インターン先の台湾で買ったのでそのご報告です。
そんなにダサくないやつも売ってる
これです。そんなにダサくないじゃんって拍子抜けしないでください。
買いに行ったときは、めっちゃ日本語間違っててクソダサいやつ買ってやろうと思ったんです。大阪のお土産屋さんで売ってる面白Tシャツ的なノリ。でも、やっぱり外で着ることを想像したら気が引けちゃって、そんな時これが目に入ったら「結構かっこいいじゃん、生地めっちゃいいし」ってなって買っちゃいました。
そう。SuperDryは生地がほんといいんです。滑らかな触り心地。さすがイギリスブランド!
でも値段もそれなりで、値札を見たらちゃんとしたの買おうってなりました。
後悔はしてない。でもやっぱりもうちょっとSuperDryらしいシャツにすればよかった。
日本語が間違っているのを突っ込みたくなるし、日本人にとってはパチモン感をどうしても感じちゃいますがこれはこれでいいと思いました。でも日本人の買うものではないです。
まぁ、デザインとして日本語の文字を取り入れているんです。絵がよければ意味はどうでもいい。
日本のTシャツでも、読んでみるとわけわかんない英語の文章が書かれていたりしますよね。あれと一緒です。
日本人はデザインとして英文をTシャツの模様に入れられますが、イギリス人は母国語なので意味が分かっちゃって難しのではないでしょうか。意味が分からないほうがいいこともあるってことですね。
ほかのヨーロッパの言葉もスペルや文字自体が似ていて使えないし、アラビア文字とかだと宗教的な感じになるし、漢字だけっていうのもねー。
で、白羽の矢が立ったのが日本語だったのではないでしょうか。
例えばadidasとかもやってますよね。スリーストライプの・・・って
あとこれ、
Urban Outfittersでもこういうの売ってました。
こういうのタイポグラフィーっていうんでしょうか?日本人は着ないですけど多分一時期流行っただと思います。最近はあんまり見なくなりましたけど。
台湾の人はSuperDryは日本のブランドだと思ってる
問題なのはむしろこっちかもしれません。まぁ別にいいんですけど、台湾の人はどうやらSuperDryが日本のブランドだと思っているみたいです。
サイズ感できづくはずですが、SuperDryは日本のブランドじゃないって教えるとみんな「えーーっ」て反応します。
別に日本のブランドって偽ってるわけじゃなくて、ただ単に台湾の人が勝手に勘違いしてるだけだと思いますが、日本のアパレルが人気な台湾ではみんな日本のものと勘違いして買っているようです。
ちなみに、公式のサイトを見るとちゃんとイギリスのブランドだと書いてあります。
※日本からだと開けないことがあるらしいです。
この現象は台湾だけなのかそれとも、ほかのアジア圏の人もそう思っているのかわかりませんが、ブランド的には売れればなんでもいいって感じなのだと思います。
台湾にSuperDryのお店は結構あります。
店内はこんな感じ。
ベッカムも来てた「大阪ー会員証な」
もう秋ですが、置いてある服のデザインは少しレトロで海っぽい印象を受けました。
ふと昔前、日本で流行ったpikoを思い出したのは僕だけではないはず。
てか、昔のpikoってSuperDryよりはるかにダサいです。吐き気がしそう。あの頃あんなの着てたかもしれないと思うと心配になります。(たぶん、着てなかった笑)
で、SuperDryはきっと、「ちょっとレトロでちょっとダサい」が受けているんだと思います。でも、日本語がわかる日本人にとっては、「かなりダサくて、ものすごくうさん臭い」ってなっちゃうのかもしれません。
でも、日本人が日本語がプリントされたTシャツを着るのはありだと思うんですよね。adidasがやってるとかっこいいし、日本のブランドでも出してるところがあるみたいです。
SuperDryは中国の簡体字も混ざっちゃってるんで、なかなかカオスなことになっているんですけど、そんなことも海外の人はお構いなしです。(台湾の人はなぜ気づかないのか?)そもそも、日本語にこだわる必要もないですよね。
そもそもSuperDryっておかしくない
日本にSuperDryが一店舗もないのはアサヒスーパードライと被るからだそうです。
頑張れば、出店できないこともないんでしょうけど、争ったところで日本ではそんなに売れないと見越してのことだと思います。
で、思うんですけど本家のスーパードライもビールにSuper dryって商品名をつけているのっておかしくなくないですか?
まぁ、超爽快ってことを言いたいんだと思うんですけど、あまりにも直線的過ぎ。
アメリカで「チョーしょっぱい」って名前の醤油が売られているようなものです。激マズ決定です。絶対買わない。
アサヒスーパードライの命名者の顔が見てみたい。ネーミングセンスなさすぎです。でも、直球で勝負することろは好き。
日本人の消費者に理解してもらうにはわかりやすい単語を並べるしかなかったんだと思います。悪口言ってごめんなさい。
それで逆に、「チョーしょっぱい」って名前の醤油がめっちゃおいしかったら、衝撃を受けますよね。僕ならお土産に買い占めます。爆買い!
アサヒスーパードライって一部の外国人にめっちゃ受けるらしいし、本当にSuperDryの由来がスーパードライなら、ブランドを立ち上げたダンカートンさん?がアサヒスパードライに衝撃を受けたのも分かる気がします。
第一印象はダサいのになんかそれが好きになっちゃうってことかな。
SuperDryの目指すイメージってそんな感じじゃないでしょうか。
僕はアサヒスーパードライ嫌いだけど笑。
台湾は間違ったの日本語のオンパレードです。ここにいたら、意味のない日本語なんて普通。
それが世界的に起こっただけのことかもしれません。
最後にまとめるとSuperDryは物はすごくいいです。日本語が間違っているのはデザインとして取り入れているからで、ふざけているわけではありません。(このサイトの日本語が間違っているのは筆者の国語力と性格のせい)
ただ、日本でも大人の事情で売れないし、売っても流行らないと思います。
ついでに、こんなにブレイクしたのは世界的な日本語タイポグラフィーの流れに運良く乗れたからで、もしかするとデザインに日本要素を取り入れるをやめっちゃうって可能性もあるかもしれません。
つまり、レア。
ということで、台湾のお土産にいかがですか?
それでは。