今週でもう6週間も台湾にいたことになるんですよ。

台湾大好きーって人も、人生の中で6週間も台湾にいた人はそうそういないはずです。別に台湾好きではないですが総滞在時間では負けません笑。

で、さすがに一か月以上滞在していると、この国の居心地の良さというか、便利さというか、いい面がいろいろと見えてきました。

まず、いろいろな人から聞いていたことですが、人は親切ですね。どこがどう親切かというと、うまく説明できないので例を挙げると。

食堂みたいなところにご飯を食べに行ったとき、お盆をもって歩いていたおじさんが食器をひっくり返してしまって、床に食べ物が散乱してしまったのですが、横にいた二人の男性が食器を拾いうのを手伝っていました。

さらに、その二人が食器をカウンターに返しに行っている間に横のテーブルで食事をしていたおばさんが、さっと空いている椅子を麺類の汁で汚れた床の上に置いて、だれか間違って踏まないようにしたんです。

それから、店員さんが来て床を吹き終えるまで、なにかもがスムーズに進んであっという間に平常通りになったんですが、日本で同じことが起きたら、だれもが助けたほうがいいような気がしつつ何もしないと思うんですよね。

他にも例を上げたらきりがないです。公共のマナーはほとんど日本と変わらない台湾ですが、日本とは違って他人に手を貸すことに対する抵抗が低いのだと思います。これは、アリゾナに滞在していた時も感じました(日本が特殊なだけか)。

あとはいいところ言えば、東南アジア的なところと中国的なところと、日本的なところがいい感じで混ざっているところですかね。

夜市の露店とかはまさに東南アジアで、下町の路地はタイとかセブの町のような、食べ物とゴミとスパイスと排ガスのにおいが混ざった甘ったるいにおいがします。残念ながら台北ではあんまりそういうところはないです。

このにおいを嗅ぐと南国に来たーってうれしくなるんですよね。

でも、売ってる料理は中国の食べ物で、中国語の授業で習った食生活を実践できるのは面白いです。僕は特に油條がずっと食べたかった(実際に食べたらおいしくなかった笑)。

で、都会の町並みは日本だし、日本のものは探せば何でも手に入るので生活に困らないです。特に日本製のカップラーメンが売ってるのがうれしい。コンビニではあんまり見ないけど、ファミマよりもセブンのほうが日本のカップラーメンを売ってる確率が高い気がします。

 

 

台湾の人がたくさん日本にやってくることを知ってますか?

 

そんな、台湾の人たちはやっぱり中国の人と一緒にされるのを嫌います。

皆さんは、台湾の人と中国の人を区別しますか?

中国人観光客って言葉は聞きますが、台湾観光客って聞きませんよね?

適当にググって調べた、観光局のページには訪日国別観光客数は多い順から

中国 735万人

韓国 714万人

台湾 456万人

香港 223万人

ってなってました。香港が中国に含まれてないのは多分パスポートが別だからでしょうか。なんかここにも政治的に微妙な感じがしますね。

さて、ここからわかるように中国語を喋る人たちの3人に1人は台湾人なんです。ちなみに、台湾人はゲーミングPCでゲームすることも大好きです。多分ネットにも中国語を使う大量の台湾人がいます。

そんな彼らを中国を喋る人としてひとくくりにしてしまうと、不愉快な思いをさせてしまうかもしれません。

ほかの国からしてみたら、中国人も日本人も韓国人も台湾人も同じ見た目をしてるので、同じにされてしまうのはしょうがないですが、東アジアの中の人はちゃんと区別したほうがいいと感じました。

勝手な僕の持論ですが民族意識のない、というかなくせられた日本人は人種を言語で判断する傾向があると思うんですよね。同じように聞こえる言葉を話していたら同じ同じグループ。アメリカ人もイギリス人もオーストラリア人も英語圏の人だし、ポルトガル語とかスペイン語を話す人はみんなラテン系の人。アラビア語を話す人は中東の人。だから、政治的にはいろいろあるけど台湾人も中国人も中国語をしゃっべてるんだから同じだ!ってなっちゃうんだと思います。

ちなみに、イランは厳密にはペルシャ語ですが日本人にアラビア語とペルシャ語の区別はつかないと思います。でも、彼らを中東の人として同じにみなしたら、めちゃくちゃ怒られました。

アリゾナに留学していた時、アラビアコーヒーを飲んでるサウジアラビア人のホストブラザーにイラン人とおんなじだねっていたらいきなり怒鳴られて、イラン人との違いを長々と聞かされました。怖かったです。

宗教的にシーア派とスンニ派で対立していたり、戦争の歴史があるのでそうなるんだと思いますが、それは中国と台湾にも当てはまると思います。

それにここで生活していると、なんていうか台湾は台湾ていう国なんだと実感できます。中国と同じって考えるのはしっくりこないです。

今後どうなってしまうのかわからないですし、あまり興味がありませんが、台湾と中国は確かに別の国なので日本人もちゃんと区別したほうがいいと思いました。

でも、僕も区別の仕方がわかりません。ただみんな話を聞いてみて少しわかったことをまとめたいと思います。

 

 

台湾人訪日観光客の特徴

 

まず、台湾の人はやたら日本の地方に行きたがります。白川郷とか花巻温泉に行って雪を見たり、蔵王キツネ村に行って狐と戯れたり、ゆばを食べるために日光に行ったり、紅葉を見になぜか琵琶湖に行ったりします。多分、日本人の僕も一生行かないようなことばっかです。

「あそこすごいよね!」って言われても毎回「どこー?」ってなります。大阪も無駄に好きですが、あまり東京にいきたいと思わないようです。あと、沖縄も不人気です。

あと、日本に行くのは贅沢したいわけではなくて、日本人が台湾に行くのと同じで旅費を抑えたいというのもあるので、多分台湾人は日本で爆買いしません。たぶん。

別に輸入規制とかもなくて、日本製品は台湾で普通に日本と同じ値段で買えます(お土産にゲームソフトを買ったりはします)。それに日本に来る台湾の人は特に富裕層ってわけでもないのでそんなにお金は持ってないんだと思います。

何が言いたいんだかわからなくなってしまいましたが、田舎で(都会でも)中国語を喋る人たちを見かけたら、台湾人って可能性も考えてください。中国人だろうが台湾人だろうが特に接し方は変わらないを思いますけど、国籍を聞く必要性があったら、中国人だと決めつけずに「中国の方ですか?台湾の方ですか?」と聞いたほうがいいってことです。(観光をやってる人は知ってますよね・・・)

 

 

なんか、長くなったので今回はお仕事の話はなしにします。台湾の訪日観光客の話は別の記事でもまとめようかな・・・。

 

それでは。