学校に籠っていると企業で働いている人たちに会いに行きたくなる時があります。自分が井の中に閉じ込められている気がして大海を見に行きたくなる。

皆さんもそんな気持ちになったことありませんか?

そんな時、普通はインターンに行くものです。インターンに行って実際に働いている人をまじかに見て、一緒に働いてみる。そうすると必ず学校では得られなかった発見をする。僕がインターンに参加する理由はそんなところです。

でも、インターンだけが大海を知る機会ではないんです。むしろ、インターン先だって閉ざされた世界。企業はそれぞれ独自の世界を持っていて、それがどこでも通じるかといえばそうじゃないと思います。簡単に行けるもっと大きな大海。それが国内最大の電子機器の展示会・CEATECです。

まっ、東京ゲームショウとか、東京モーターショウをイメージしてもらえばいいです。それの家電とかIT版。

 

 

国内最大の電子技術の展示会

 

CEATECでは、600社の企業が幕張メッセ集まりブースを出します。で、企業から来た方があの手この手を使って自分を売り込むのです。ほんとなりふり構わずって感じでした。もちろん製品の宣伝もするし、自分たちのブランドも売り込むし、技術も、技術者自身も。

面白いのが各企業、開発の現場にいる人がブースに来ているところです。CEATECは企業向けの展示会なのでその場で商談が決まる場合もあります。見てる側もプロなので対応できる技術者が駆り出されるんだと思います。

もちろん宣伝がメインの目的なので技術者ばかりではありません。コンパニオンのきれいなお姉さんもいますし、広報の方や広告代理店の方もいらっしゃるのかもしれないですね。

ただ、技術者、開発者の人はすぐにわかります。雰囲気が笑。ぱっと見わからなかったとしてもこちらに知識があれば少し話してみればすぐわかります。そして、よくしゃべるんです。そんなことしゃべっちゃっていいの?てことまで。

多分、自分の成果をを話したくてしょうがないんだと思います。あちらからしても、製品に関してお客さんと直で語れる貴重な機会なのかもしれません。学生に対しても熱心に対応してくれました。

 

 

企業研究に役立つ

 

ここにきている技術者、開発者の方は企業の第一線で活躍されている方々で、理系の仕事の中では花形といえるのではないでしょうか。いわば、理系界のエリート。そういう人の話を聞けるだけでも参加する価値はあるのではないでしょうか。

CEATECのいいところは日本のメーカーが一堂に会していて、一度にたくさんの企業を回れるとこ。確かに一社に対する企業研究としては得られる知識はわずかかもしれませんが、一日に何十社とまわれるので得られる知識は相当な量になります。また紙媒体の情報ではなく、その会社で今働いている社員の方から話を聞けることも貴重な経験といえるのではないでしょうか。

もちろんCEATECHで展示されているものってその会社のいい部分だけだし、本当に実現するの?と疑問に思うことも多かったですが、その会社が今どこを目指しているのかわかるので、就活のために行くのはありだと思います。

個人的には並行して開催されている技術展がよかったです。産総研のブースに自分のテーマとかなり近いことをされていること方がいて、具体的なことをたくさん教えてもらえました。その人の論文を読めばわかることですが、本人から直接教えてもらえるとよりわかるというか。とにかく多くのことを発見できます。100読は1聞に如かずという感じでした。

 

 

2018年もやります。CEATEC!

 

企業研究の最初の一歩としていや、単純に楽しい笑。だからCEATEC行きませんか?

ちなみに来年は10月16日から19日の間にやるみたいです。

 

参加するには事前登録が必要です。学生なら無料で参加できます。アカウント登録して入場券を印刷するだけです。別に登録したら絶対行かなきゃならないわけでもないので、興味がある人は登録しておきませんか。

大学や研究機関も含めるとほんとにたくさんの団体が集まるので、事前にどのブースを回りたいのか決めておかないと迷います。あとスーツで行く必要はありませんが、ほとんど社会人の人しかいないので、多少フォーマルな恰好をしていないと浮きます。

それと、一日歩き回ると疲れます。重い荷物を持ってると方がヤバい笑。ロッカーに預けるのも面倒なのでに荷物は少なめにしましょう。企業からめちゃめちゃパンフレットを渡されますが、ほとんど製品紹介なのであんまりもらわないようにしましょう帰りに後悔します。

 

研究室をさぼる口実に今年も行ってみようかな・・・。

 

それでは。