昔から英語頑張りたいといいつつ、なかなかねぇ・・・って感じで、そんなに勉強できてません。
短期的にTOEICの勉強して点数を150点あげたり、一か月間語語学留学したりはしてるんですけど、一か月坊主というか、コンスタントに勉強することができなかったんですよね。
ただ、就職したらそれこそ英語の勉強なんて手につかないと思います。でも、一応海外拠点もある会社に入社することになって、個人的には海外出張とかもいつかしてみたいと思うわけで、英語の必要性は就職後もあるのではないかと感じてます。とはいえ、業界はITなんで英語が必要になる機会はほとんどないと思います(地産地消)。
TOEICの点数が高ければ、海外出張や海外がらみの案件に関われるチャンスがあるよなないようなって感じです。昇進とかには関係ないのでマストではないと思います。精密機器や半導体に行く友人はノルマがあるみたいで焦って勉強していました。
いままでだって、月一ぐらいで英文の論文読んでたし、学会中に留学生に質問されて焦るみたいなことありました。それに、英語できたら国際学会バシバシ行っちゃうんだろうなってぼんやり思っていて、多分これからもそんな感じだと思います。
なんで、内定が出てから大学院を卒業するまでの半年の期間が、「英語できたらいいなぁ」から「できます!」に変わるラストチャンスだと思ったわけです。
で、何をやったかというと、とりあえずTOEICの勉強をして、さらにスピーキング強化のためにオンライン英会話を受けました。
さらにどこの教材かって話ですが、学研のオンライン教材の「kimini」ってやつをやりました。
とりあえず半年間、週に3回のペースで30分の講座を受けて、とりあえず1コース(計60時間)が終わったので評判というかレビューの形で感想をまとめたいと思います。
一言でいうと質より量だった
最初に断っておきますが、対面の英会話は2教室(ECCと個人教室)に通った経験がありますが、オンライン英会話を受けるのは今回が初めてなので、他との比較的なことはわかりません。
ただ、僕がどのサービスを利用するか決める段階で感じた、kiminiの最大のメリットは安さだと思います。これは複数社のonline英会話サービスを比較しているサイトは見ればわかりますが、1レッスン当たりの料金はkiminiが最安です。
フルでkiminiレッスンを受講すれば、1レッスン(30分)あたり200円を切ります。対面式の英会話が一時間当たり4,5千円であることを考えると破格です。10分の1です笑。
ただ、価格が安い分レッスンの質は落ちると感じました(あくまでkiminiに限った話です)。当たり前ですけどね。「安かろう悪かろう」ということです。
それでも、今までに通った対面式の英会話教室の10分の1の価値しかないということは全くなく(低く見積もって半分)、kiminiの英語教材としてのコスパはかなり高いと感じました。
kiminiの講師は大学生、卒業したての人が多かった。たまにキャリアが長い人もいる
他のオンライン英会話じゃなくて、日本のリアルの英会話教室と比較して一つだ残念に感じたことは講師の方のバックグラウンドでした。
講師の先生はだいたい20代前半ってことが多くて、英会話講師を本職のキャリアとして歩んできた人じゃなかったです(逆に今までの英会話の先生は日本で10年以上の英語教師をやってて、翻訳とか通訳の仕事もしたことある人だったのでそれと比べるとちょっとねぇってなります)。
kiminiの講師の方も大学在学中または大卒の人なんで、それなりのレベルであることは確かなんですけど、教育者としてハイレベルであるかと考えるとうーーんと感じてしまいました。
kiminiを運営している学研の子会社のglatsのフィリピンのサイトを見た感じでは、大卒2年生以上であることが応募条件でした。
講師歴はあったほうがいいけどなくてもOKだそうです。
雑談で、僕は大学生ですって言うと、「私も!」ってなるパターンは結構あったので、学生でバイトとしてkiminiの講師をやっている人は多いのかもしれません。
日本で言うと、家庭教師のトラ〇的なノリなのでしょうか?そうだとすると、やっぱり、言語のプロ、教育のプロではないと僕が感じてしまったのはここらへんが理由なのかもしれません。
一回のレッスンが200円ってことを考えると講師の時給は相当安いと思います。普通にフィリピンの大卒の方をプロの講師として雇ったらそれなりの額を払わないと無理ですよね。となると、やっぱり学生バイトとかパートのおばちゃんを雇うしかないのではないでしょうか。
ちなみに、日本で英会話教師やってました?っていうぐらい日本人に英語を教えるのを慣れている人もいました。ただ、そういう人はつかまりにくいので頻繁に受けるのだったらあまり受けられないと思います。あと、一回だけ日本人の人にもあたりました。セブ住みってことですかね。
大学の専門は「教育」の人が多かったですが、普通に工学とか生物の人もいました。
例えば、僕がバイトでオンラインで日本語講師をやるとしたら、教材に沿ってそれなりにできると思いますがそれなりだと思います。別に個人的に勉強したりしないだろうし、勤務中にそこまで疲れたくないので終始エコ運転だと思います。皆さんもそうですよね?
なんで、ただ受けているだけでもいろんな知識が入ってきたり、自分の弱点をどんどん指導してもらえたりってことはないと思ってください。
発音を注意してくれる人も少なかったですね。30分のレッスンを100回以上受けて発音で注意されたのは10回くらいでした。それも、ちゃんと同発音すればいいまで教えてくれた人は5人もいなかったと思います(自分的には発音はかなり自信ないです)。
皆さん気になるのは講師の人の発音だと思いますが、僕は特に気になりませんでした。なかにはこの人の発音ちょっと聞き取りづらいなということはなかったわけじゃありませんが、レッスンに支障をきたすようなことはないです。
僕的には英語をマスターしてもたぶん非ネイティブの人と話す機会が多いと思うので、あまりネイティブこだわらないようしていますが、講師の人もたぶん自分がネイティブみたいに喋れないとわかっているので、自分の発音をまねされても困るという感じだと思います。
他のサービスだと講師の人が家から接続することもあるみたいですけど、kiminiの場合は全員出勤して専用のブースからかけてきます。なんで、最低限のルールはみんなも持っているようでした(特に時間)。
半年前くらいは全員スーツだったのですが、今は私服でOKになったみたいです。
いつでも受けられるから続いた
否定的な話が多くなってしまったのですが、僕はこれからもkiminiの英会話を続けようと思っています。
なんで、続けるかというと”続けられる”からです。
価格も安いですが、それ以上にネット環境さえあればどこでもいつでも受けられるというところがいいと思いました。
これはkiminiについて書いている人みんないい点に挙げていますが、kiminiはサイト上に専用のチャットシステムがあって、サイトいて予約の時間まで待てば、教材のスライドと講師の映像をが表示されているページに行けます。
僕は30回以上大学の研究室や空き教室で講座を受けますが、ノートパソコンをスマホのテザリングでインターネットにつなげば講座を受けられます。
一回だけPCもなくてandroidのスマホで受けましたが、全く問題ありませんでした(スライドは見ずらかった)。
予約も講師を選ばなければ3時間ぐらい前にとればとれますし、キャンセルも出るので急に受けたくなっても、すぐに予約が取れたりします。
この気軽さはすごい良かったです。
もし、専用の環境が必要とか、受けられる時間帯が宣言されていたら確実に続かなかった思います。
教材がかなり微妙
これも安かろう悪かろうって話なんですけど、教材にツッコミどころが多いんですよね。
大学受験、予備校で英語教材はかなりやりましたし、大学でもそれなりに英語教育を受けていて、英語じゃないけど自分も資料とか問題とか作った経験的に、この教材そんなに作り込まれてないなって感じました。
例えばストーリ仕立てのディスカッションのシチュエーションがすごく現実的じゃなかったり、表示される図表やグラフが適当だったってことが多かったです。いい教材ってリアリティがあって引き込まれるものですが、kiminiの教材はあまり時間かけないで作った感がすごくて、内容が頭に入ってこないってことが多かったです。
あとは同じ文章を何回も読むことになったり、これじゃぁ一人で勉強しているのと変わらないんじゃないのと思ったのですが、そういう作りにしといた方が講師の人の負担が少ないのかなぁと思いました。
年齢が近い人が講師だと話しやすい
さっき、講師が若くてバイト感覚だって書きましたが、途中から悪くないなと思いました。
なぜかというと、そのほうが圧倒的に話しやすいんですよね。
いままでの英会話の先生は40代とか50代の人で、さらに子供がいてって人だったので、プライベートの会話で盛り上がるってことはほとんどなかったです。
いや、だって、日本語でもそのくらいの年齢の人と話すのは身構えますよね笑。
kiminiの講師はぱっと見、20代って人が結構いました(それ以外の人も結構わかめのひとが多い)。それにさっき言ったように大学生の人も多くて、僕的には普通に友達としゃべっている感覚で話せたので、英語でしゃべらなければいけないという障壁はあるものの話題でに関することで困ることは少なかったです。
そうなると、喋ること自体のストレスって結構軽減されるんですよね。だから、次の講座の予約も気軽な感じでとることができます。
確かに、プロフェッショナルの人に教えてもらったほうが効率はいいと思います。
ただ、日本の大学にいる僕は圧倒的に英語で話す機会が不足しているんですよね。前は大学の国際交流サークルに顔を出したり、研究室に来た留学生と積極的に絡んだりしてますが、そういうのってチャンスがないとできなしですし、気軽にそういう機会を設けるのは難しいです。
200円で30分、同年代の外国の方と英語を使って話すのは有意義だと僕は思いました。
サーバーがかなり重い。システムの反応に3秒くらいラグがあるけど、音声と映像はスムーズ
情報系の学生なんで、サーバーがめっちゃ重いのは気になります。てか、みんなイライラすると思う。
特に予約を取るときなんて、指定した時間帯に空いている先生を調べるのに10秒、予約を決定にするのにさらに10秒かかって、結局先に誰かにとられて取れてませんでしたぁってことが頻繁に起こります。
正直なんとかしてほしい。講師の数も生徒の数も増えているみたいですが、どんどんサーバーのレスポンスも遅くなっている気がします。
おそらくですが、まだ利用者が少なかった初期のころの環境をそのまま使っているんじゃないでしょうか?
肝心の授業の方はラグはそんなに気にならないレベルでできているので、まだいいのですが、もしそこにも支障が出るのであれば退会するかもしれません。
一度サーバーがフィリピンにあるのかと思ってURLをたどってみましたが、普通に東京にありました。
お値段が据え置きな分、講師の方も据え置いてますが、サーバーのスペックも据え置きなのかもしれません。
まぁ、そのうち改善すると思います。
kiminiをこんな人にすすめたい
この話を踏まえてkiminiのオンライン英会話があっているのはどんな人かというと、
お手軽に英語を話す環境が欲しい人
値段も安いし、インターネットだけあれば暇なときにどこでも受けれるので初期投資はめちゃめちゃ少なくて済みます。
スピーキングのレベルを上げたいがそこまで高いレベルじゃなくて、普通に話せればいい人
海外旅行で困らない程度とか?やり方によってはもっとレベルアップできると思いますけど、普通に日常会話はできるってなったら僕は他の教材に切り替えると思います。
大学生とか若い人
30代、40代の人もいますが、基本は20代の人が多いです。僕的には感覚が近くてはなしやすかったですが、年代がずれている人は逆にストレスを感じてしまうかもしれません
質より量!なるべく安く、長時間英語を喋りたい人。
やっぱ、コスパです。コスパ。
逆のあっていない人は、
短期間で実用レベルの英語を身に着けたい人、もともとの英語力に磨きをかけたい人
kiminiの講師の人は普通の人なので、どうすれば生徒がもっと成長できるのか的な概念がある人は少ないし、そういう人は予約が取りずらいです。
そもそも、講師の人は語学が専門というわけじゃないので、もし効率的に成果を出す必要があるなら、もっと高級なオンライン英会話とか、もっとスパルタな日本の英会話塾に行ってください。ゆるいのがkiminiのいいところなんで。
お金に余裕があって時間がない人
半年間やって気づいたんですが、お金はほとんど消費しないけど、時間は意外と消費していしまうんですよね。
60時間は講座を受けてたわけだし、予約取るのにも時間がかかるし、場所の準備をしたり、復讐したりするのも合わせると100時間くらいkiminiに時間を使ったと思います。
で、得た成果を費用で割ればkimiiすごくコスパいいですが、時間で割ったら、僕がこれまで受けてきたリアルの英会話教室の方がよっぽどよかったです。
ただ、独学でスピーキングを鍛えるよりは確実に効率的なので、あくまでkiminiは時間のある人、もしくはお金がない人向けの英会話教材でした。
要約するとkiminiは大学生のためのオンライン英会話ってことになります。
それでは。