サムネになってるこのクロスバイク。かっこいいですね笑。このクロスバイクを買って3年がたとうとしていますが、本当にクロスバイクを買ってよかったと思っています。

ただ僕の周りの友人には残念ながら2、3年でクロスバイクから降りてしまう人が結構います。クロスバイクを捨ててママチャリを買う。それはそれで正しい判断だと思いますが,クロスバイクは最低でも6万円はする高い買い物です。数年で処分してしまったらもったいですよね。

そこで今日はクロスバイクを買おうか買うまいか悩んでいる大学生に向けて、どんな方がクロスバイクを買えば後悔せずに乗り続けられるのか、クロスバイクのいいところと悪いところあげつつ考えていきたいと思います。

 

 

大学生はクロスバイクじゃなくて、ママチャリに乗るべき

 

とりあえず、メリットとデメリットを列挙したいと思います。

クロスバイクのいいところ

  1. かっこいい
  2. おしゃれ
  3. クール
  4. スピードが出せる

クロスバイクの悪いところ

  1. かごがないのが不便
  2. 段差に弱い。小回りが利かない
  3. 洗車が大変。あと、メンテも
  4. 高い!金がかかりすぎる。
  5. 振動がお尻に伝わっていたくなる
  6. 停めずらい
  7. 盗まれやすい
  8. 事故ると、大事になりやすい

 

ざっと、こんな感じになります。デメリットがメリットよりも明らかに多いです。しかも、クロスバイクなら30から40km/hぐらい普段運動している人なら余裕で出せますが公道でそんなに出して事故ったら死んじゃうので、スピードが出せることはむしろデメリットです。

つまり冷静に考えたら、競技者ではなく通勤でしか使わない一般人がクロスバイクに乗るんだったら、考え直してママチャリに乗っといたほうがいいんです。

私は今のクロスバイクを買う時に、ロードバイクをメインに置いてる自転車屋さんのスタッフの方に同じことを言われました。そういうところの店員さんは現役の競技者でガチの自転車オタクだったりするので私みたいな”にわか”はママチャリに乗ってればいいと思っているみたいです。まぁ、もっともな意見です。

ちなみに、クロスバイクとロードバイクの違いを一応説明しておくと、ハンドルがまっすぐ(フラット)なのがクロスバイクで、くにゃっと曲がったやつ(ブルホーン)がロードバイクです。

乗ってみればわかるのですが、ブルホーンのほうが全然漕ぎやすいんですよ。フラットバーはペダルに力が入りにくいし、立ちこぎしにくい。だから競技者はクロスバイクには乗りません。山道を走る競技の自転車もハンドルはまっすぐですが、あれはMTBなのでまた別の自転車です。

 

ならクロスバイクは存在は無意味なのか?クロスバイクに乗ってる人は馬鹿なのか?





私はよく「クロスバイクよりママチャリのほうが便利だし競技者みたいにスピードを出すわけではないのに、何でクロスバイクなんかに乗る人がいるのかわからない」と主張する人には「スポーツカーに乗っている人は最高速度で走らない」といいます。

例えば、GT-Rは本当は310くらい出るのに、リミッターがついていてサーキットに行かない限り普通の乗用車と同じ180しかでません。中学生の時の職場体験で自動車整備士のおじいちゃんが言ってたのですが、ほとんどすべてのGT-Rはリミッターを一度も解除されずに廃車になるそうです。切ない。

社会人がスポーツカーに乗る感覚と大学生がクロスバイクにのる感覚は似てると思います。自転車自体に興味があるのです。だから定期的に行わなければならないメンテナンスも続けられます。

クロスバイクはほったらかしにしておくと1、2年で乗れなくなってしまいますから、自転車自体に興味があるかどうかは重要です。逆に”一般人はクロスバイクに乗る意味はない”と言った、競技者の店員さんは記録には興味があっても自転車自体には興味がなかったのかもしれません。

だから、クロスバイクを大事にメンテナンスしている大学生も就職し金銭的に余裕がでて好きな車を買えるようになればクロスバイクへの興味は薄れてしまうかもしれません。実際、自動車部員のような大学生から好きな車に触れてる人間で自転車に興味があるって人はあまり聞かないですね。

しかし、ここで勘違いしないでほしいことは高級車に乗っている人でもファッションとしてステータスとして乗っている人の感覚は異なるということです。

むしろこういう感覚でクロスバイクに乗る人はクロスバイクを買って後悔します。確かにクロスバイクはおしゃれですしかっこいいです。私も単純にかっこいいから今のクロスバイクを買いました。でもオイルを刺したり、チェーンを交換したりとおしゃれじゃないことがたくさんあるのでそれだけではクロスバイクを維持できません。(私のクロスバイクは艶消しの白なのでしょっちゅう汚れを落とす必要があります)

特に問題なのがタイヤが2年でだめになることです。ちゃんとしたお店なら6千円くらい、自分でやれば3000円で済みますが、お店によってはチューブも変えたりして10000円だといわれたりします。

タイヤの交換は他人の物も含めてもう何回もやっていますが、慣れるまでは1時間以上かかってしまっていました。それに手がものすごい汚れるので、自転車を触るのが好きでもあまりやりたくない作業だと思います。

他にもクロスバイクを維持するためにしなくちゃいけないことはたくさんあって、ちゃんとメンテしてない人の自転車はギアやチェーンが錆びだらけだったり、見た目がいかにもボロボロになってしまいます。そうなってくるともう10000円で安いママチャリを買おうとなってしまうのです。

 

 

クロスバイクを好きになれるならクロスバイクに乗ればいい

 

あなたの好きな自動車のメーカーと乗りたい車種は何ですか?この質問に答えられる人はクロスバイクを買っても乗り続けられる人だと思います。それがどんな車でもいいですが、気になってしまうということが重要だと思います。ただ、「絶対軽自動車だよね!」って人は素直にママチャリを買ってください笑。(そんな人はミニベロって選択肢もあります)

田舎なら必要ですが、都内にいる大学生は自動車なんて必要がないはずです。それでも自動車の記事を見たり、気に入った車を見ると名前を調べちゃうような人は車自体が好きな人です。そんな人はクロスバイクを知れ知るほどクロスバイクのことが好きになると思います。

なんだかややこしい戯論をこねてしまいましたが、つまり自転車自体を好きになれるならクロスバイクを乗るべき、そうでないならママチャリに乗ってればいい。で、その指標が車に興味があるかということです。

せっかく、クロスバイクを買ったんだったら大切に使ってほしいです。高い買い物ですしね。あと、さび付いたクロスバイクを見るのは悲しいです。

でも、思い切って自分の気に入ったクロスバイクを買えば、どんどんクロスバイクが好きになるかも。買ってしまうのも一つの手です。

まぁ。「買う前にちょっと覚悟が必要よ」という記事でした。(なんかペットみたいですね笑)

 

 

それでは。