就活をしていると面接で逆質問する時間があって、面接官に会社のことを聞くことができます。
これが結構恐ろしい時間で、もしも”とんちんかんな”ことを聞いたら、聞く力が欠如しているってなって即落とされます。
それなんで、あらかじめどんなことを聞くか考えてから面接に臨むんですけど、僕は必ずする質問がありました。
それは、
もしも、あなたが自分のような大学院時代に戻れるとしたら何をしますか?
自分的にはこの質問で、いろんなことを察せると思っていて、さらに、会社によって結構質問の答えに傾向があると思っています。
皆さんも、もしあの時に戻れる(例えば中学時代、高校時代とか)としたら何がしたいですか?
もしも、高校時代に戻れるとしたら、部活をもっと能動的にやり直したい。自分の中で受け身に甘んじたタイミングがあって、自分がいい選手じゃなかったのは精神的に周りに負けていたからだと思っています。あと、高校一年からちゃんと塾に行って、部活終わりには毎日勉強する習慣をつけたい。(ありきたり笑)
じゃあ、大学生1年に戻ったら何をするかというと
大学一年生に戻ったら積極的にボランティアに参加したい
授業でも、サークルでも、バイトでもなくて(これらはわりと頑張った)ボランティアなんです。
まぁ、まったくやってなかったわけではなくて、学部4年生のころに少しだけ。今もちょっとづつやっていますが、振り返ると自由なうちにボランティアをやっておけばよかったなって思っています。
えーボランティアなの?って思いますよね?
お金もらえないし、成績は上がらないし、遊ばないで働かなくちゃいけないし・・・。
でも、ボランティアしか得られないことがあるんです。
ということで、大学生がボランティアをした方がいい理由を3つ紹介しちゃいます。
いろんな(自分と全然違うバックボーンを持つ)人に出会える
自分が最初にボランティアに参加したきっかけは、日雇いのバイトと勘違いしてうっかり採用面接を受けてしまったことでした。
その時にめっちゃ金欠だったのですが、どうしても行きたいイベントがありました。で、Twitterでそのイベントの公式ツイートを見ていたらスタッフ募集とあったので勢いでDMを送ってしまいました。
あとから見たら別のツイートにちゃんとボランティアスタッフと書いてあって。何やってんだと思ったのですが、せっかく採用されたのでやってみたんですよね。
で、やってみて思ったことは「世の中いろんな人がいるなー」でした。
メンバーは40人くらいいたのですが、年齢は16歳から50歳くらいまでいて、自分は最年少の方でした。職業も学生は少数派で、主婦から、作家、自営でお店をやってる人もいたし、ITや建築業界の人、栄養士もいました。
同じ大学の同じ学部の人間ってかなり選別されたメンバーなんで自分と似たり寄ったりでつまんないです。バイトでも、どうせいるのは学生で、例えば飲み屋でバイトする学生って同じような感覚で同じような人生を歩んできた人が多いと思います。
特に、自分の大学は単科大だったので自分と同じ類の人間がほんと多い。楽なんですけど、飽き飽きするんですよね。
そんな中、自分と全く違う人生を歩んでる人と一度にたくさん出会えたのは新鮮でした。
そもそも、なぜボランティアに学生じゃなくていろいろな職業(しかもニッチな職業が多い)をやっている人が多いのかというと、ボランティアに参加している社会人の人も自分の仕事とは関係ないことに挑戦したくて、さらに、仕事とは関係ない人に出会いたいからなんだと思います。
でも、バイトとか学校とかになると職場で禁止されていたり、定期的に通うのがめんどくさいってなる。それで、だったらボランティアやろうってなります。
そういう人たちにとっても学生って、自分の過去の姿や自分の通らなった道に立っている人間なので、もしかすると新鮮に映るのかもしれません。
また、バイトだと働く理由は主にお金で交流は2の次、3の次、中には仕事仲間と話したくない人もいるので交流はすぐには生まれませんが、ボランティアではいろんな人に出会うことが重要な参加理由なので話がはずみます。
運営側もそこはちゃんとわかっていて、ボランティア後の懇親会や忘年会を企画していたりします。別に嫌なら参加しなくもいいですしね。
間違って参加したボランティアですが、その後もそこで知り合った人と何回か会うことがあり、毎回自分が全く知らない世界の話をみなさんしてくれるので面白いです。
出会いって別にやらしい意味じゃなくて、自分の知らない世界を教えてくれる人に会うことは人生にとって重要ですし、人との出会いって自分の人生を変える転機になる。(ちなみに今、ボランティアで知り合った人と付き合ってたりします)
でも、ボランティアなんで、この人は違うなってなったら合わなくていいです。ほんといろんな人がいるので・・・。
学生でもボランティアなら主体的に裁量を持った状態で参加できる
バイトや大学の授業と違うところとして、参加者の裁量が大きいところも挙げられます。
雇用者・被雇用者、社員・バイト、教員・学生のように、ボランティアは立場がはっきり分かれていなくて、初めての参加した場合でも運営的なこともしなくちゃいけない場合が多く、学ぶことが多いです。
特に自分が最初に参加したイベントスタッフのボランティアは、参加者の多くが社会人ということもあり、参加業者との交渉やお客さんの対応などはすべてボランティア個人に任されていました。
皆さん、本職のスキルを活かして大活躍されていましたが、僕は学生なのでそういうスキルが足りずに苦戦しましたね。
もっと、自分で能動的に動かねばって思いましたし、闘っているうちにいろんなスキルを習得しました。
それらのことって、研究室や就活でいかんなく活かされたと思っています。
確かに、サークルだったら全権をもって取り組むこともできますが、あくまでサークルや部活は仕事じゃないですし、そもそも部活やサークルで運営を任される人って少ないと思います。
あと、大学生のスキルだって活かすこともできますよ。
例えば、観光地での外個人の案内のボランティアだったら英語、プログラミング教室ならプログラミングスキル。ほかにもスポーツが得意な人はスポーツチームのコーチとか。絵や楽器もいいですね!
ボランティアを通して自分の世界が広がる
これは上の二つの理由を合わせた理由なのですが、ボランティアの最大のメリットは、他人から刺激をもらうことで自分の世界が広がることにあります。
唐突ですが、人生で一番恐ろしいことは、一つの世界に縛られてしまうところだと思います。
バイト先や大学にいる大人ってわりと狭い世界で生きている人間が多い。(逆にめっちゃ広い世界に生きてる人もいますけど)
そういう人を見ているとなんでそんな凝り固まった考え方(生き方)しかできないのかって疑問に思いますが、実際にそういう人たちだけと囲まれていると、自分も見える世界が狭まっていって、同じになってしまいます。
ボランティアのいいところはいろんな価値観で生きている人と交流して、普段得られない刺激をえ得られるところです。
例えば、突如仕事をやめて海外に移住してしまた人や、全然違う分野に転職する人、作品作りの夢を追いけてアトリエを借りる人。さらに、すでに夢をかなえた人もたくさんいて、彼らの人生から多くのことを学べます。
ついでに、ボランティアの運営を見る、もしくは参加することで組織の作り方を大学生のうちから知ることができます。
まずはボランティアを初めてみる
最近大学生活にマンネリ感を感じ始めた。自分が成長できるような刺激が欲しいと思っている人にはボランティアはホントおすすめです。
一番おすすめしたいのはやっぱり留学ですが、就学は準備とかお金とか語学力とかいろいろ必要なものがあってすぐに始められないので、そういう人は今すぐボランティアを始めましょう。
おすすめは社会人の人もいるボランティアですが、いきなり社会人の人と交流するのは気が引けるという人は学生ボランティアがおすすめです。
TwitterなどのSNSを駆使すれば簡単に学生ボランティアを見つけることができます。
これといって参加したいものがない人は、自分で学生ボランティアを立ち上げてみてもいいかもしれません。
とにかく、やってみる。トライ・アンド・エラーの精神で挑戦してください。
それでは。