10週間のインターン生活ももうすぐ終わりです。台湾から日本に帰れますね。
帰ってしたいことは何かというと、やっぱり日本の料理を食べることです。
えっ台湾でも日本食たべれるじゃん!って言われますけど、味付けが違うんです。味付けが。
ついでに、ここは台湾でも田舎なほうなので、日本からお店が出店してきたりしません。
毎日毎日、台湾料理を食べます。
まぁ、台湾の食文化は充実してますし、台湾の料理にも慣れました。嫌いだった八角も今はなんとも感じないです。
でも飽きた。台湾料理。
牛肉麵に魯肉飯、水餃子と棒餃子もたくさん食べました。どこのお店に行ってもサイドメニューで滷味が出てくるし、朝は安いんで饅頭(日本の饅頭と違って肉まん皮みたい)ばっかり食べてました。
あと牛肉湯もおいしい。個人的には黒糖珍珠鮮奶(タピオカ黒糖ミルク?)が気に入りました。ちょっと黒糖が香ばしくて冷たい牛乳に合う。
で、思いました。この2か月間に食べた台湾料理以外の食べ物って、オリエンテーションで食べたピザと台北駅の駅地下でどうしても食べたくて食べたうどんくらいだって。
最初はせっかく台湾に来たから台湾料理食べたいって思ってましたけど、今は全然そんなこと思ってないです。
最初あんなにおいしく思えた小籠包も、全くありがたみがなくなりました。餃子の親戚みたいなもん。
でも、この小籠包はめっちゃおいしかった。
台湾にいるとなぜか台湾料理を食べる羽目になる。
なぜだ。
台湾の人は基本台湾料理しか食べない
インターン初日にびっくりしたんですが、会社の社食にパスタもハンバーグもカレーもない。
いや、社内に7000人働いてるんで、社食もめちゃでかいしメニューも豊富なんですよ。日替わりでいろいろ変わるし。
食堂は会社の地下に10店舗くらいのお店が集合した感じになってるんですが、ことごとく台湾料理しか売ってないんです。
いやー、たまには食べたいよ。カルボナーラとかさー。
まぁ、ファミマとかには売ってるんで、どうしても食べたくなったらコンビニに行けばいいんですけど、日本のファミリマートよりもそこらへんは充実してないので残念です。
会社の人と御飯食べに行くと、100%台湾料理を食べることになる。じぶんで適当に街を歩いててどこかで食べようと思っても、結局食べるのは台湾料理です。
ほんと、おいしそうなパスタ屋さんとか見あたらない。ここが台北じゃなくて新竹のはずれだっていうのはあるけど、ほんとそう。
日本ブームで日本食っぽい雰囲気の新しいお店は見ますが、イタリアンが食べたいんですよ。やっぱり日本の料理といっても台湾の味付けないんですよね・・・。だから死ぬほど食べたいんですけど、日本に帰ってから食べればいいって思っちゃいます。
前に一度だけすし屋風のお店に連れて行ってもらったんですが、海鮮丼が日本円でだいたい1600円くらいするし、酢飯がなぜかめっちゃ甘いし、醤油の味もちょっと違くて二度と行きたくないって思いました。
たまには外国の食べ物を食べる
台湾の人って本当に食べることを重視してます。人生に対する食のウエイトが高い。だから、食事めんどくさがったり、適当にしたりしないです。
偏見かもしれませんが、みんな一日に2時間は食べ物のことを考えてました笑。少なくとも僕の周りではそうでした。
毎日就業時間が近づくとgooleマップを開いて、お店のレビューを見てました。
で、たまには変わったものを食べたいよねーとか、今日はちょっと特別な日なんだよねってとき外国の食べ物を食べるイメージ。外国の食べものは高いしね。
みんなで日本食のお店に行った時も誕生日の人がいて、その人が日本好きだったのでお祝いがてら行きました。
それでも、やっぱりほかの国と比べると日本食の人気は高いですね。街中には日本から来たお店が結構ある。アメリカはいろんな国のお店があって韓国系のほうが多いかなって感じでしたけど、こっちは中国から来たお店を除けば、日本食が一強って感じです。
日本って結局、戦後にかなり欧米の食文化が入ってるんだって改めて実感しました。食の欧米化ってやつです。前にテレビで給食にアメリカからの物資を出してたので、今のおじいちゃん、おばあちゃんの世代が洋食の味をおぼえたってやってました。
僕は台湾の味をおぼえた。
それでは。