個人開発者がandroidアプリを作ってGoogle play console経由でPlayストアにアプリを公開するには、事前登録されたテスターで実施するPlayストアでのテストであるクローズドテストを完了する必要があります。

2023年以降、このクローズドテストは20人以上のテスターで14日以上実施することが強制されるようになりました。

これが、めちゃ大変で人望がない自分のような開発者が、テスターを集めてこのテストをパスするのはかなりきついんですよね(自分の人望がないのが予定してかなり精神的にこたえます)。

2024年8月からこのクローズドテストに取り組んでいるので、公開での流れ(無事に公開できるかわからない)を日記的にまとめて置こうと思います。

8月 15日

リリース用のaabファイルのリリースを作成しました。このリリースで審査が通ればクローズドテストを開始できます。

8月 18日

審査に落ちました。審査結果には

App Status: Rejected

Your app has been rejected and wasn’t published due to the policy issue(s) listed below. If you submitted an update, the previous version of your app is still available on Google Play.

Issue found: Invalid privacy policy

Your app’s privacy policy does not meet necessary policy requirements.

と記載されていました。

他にもいろいろ具体的な確認するポイントが書かれていましたが、定型文なので何がポリシー違反なのかわかりませんでした。いろいろためましたが、結果的には、

  • アプリからwebサイト上のプライバシーポリシーを確認するためのリンクがない
  • アプリの紹介文に「国土交通省のデータを使用」と書いていたのですが、行政機関との関係性が証明されてないのに、行政機関から公開をほのめかす記述になっている

あたりが怪しかったです。

 

9月26日?

以上の点を修正して、また審査にだしました。

9月30日

審査が通過したと連絡がきました。

9月2日

クローズドテストを実施するためのテスターの募集を始めました。募集方法はいろいろ悩んだのですが、テスター募集用のgoogle gloupを作成して、そこに入ったメンバーがテスターとして登録するように、テスターになりたい人が勝手に登録できるようにしました。

上のサイトの手順でテスターに参加し、アプリをダウンロードできます。google gloupの参加条件を誰でも任意で参加できるようにすれば勝手にテスターが増えていくという算段です。

このリンクを会社の同僚や、個人のtwitterアカウント、友人等に拡散したのですが、結局テスターに参加してくれたのは5人くらいでした。

個人で3アカウントgoogleアカウントを持っていたので、そのアカウントでテスターに参加したわけですが、あと12アカウントテスターが必要でした。

ネットで情報を漁っていると、テスターがテスターの参加ボタンを押せばアプリのインストール自体はしなくていいとのことだったので(結局うまくいきませんでした)、ダミーのgoogleアカウント12個作りました。

ダミーのgoogleアカウントは数個はすんなり作れたのですが、途中からSMSを使用した認証コードの確認が必須なり、さらに一つの電話番号で承認できるのが1アカウントのみだったのでかなり苦労しました。

androidデバイスを初期化し、最初のセットアップとして新しいgoolgeアカウント作れば認証なしでアカウントを作れるという情報を得たので、いらないandroidタブレットでその作戦を試したのですが、それでも5アカウントくらい作った時点でSMSによる認証が必須になってしましました。

デバイスやipアドレスを変えて何回もためし、12アカウントなんとか作れましたが、本当に大変でしたね。

その12アカウントテスターに参加させたところ、クローズドテスト自体は進む用になりました。

9月25日

14日間放置したところ「本番環境へのアクセス」つまりgoogle playストアへの公開申請が選択できるようになりました。

アンケートに答えて審査は終了です。アンケートにはどうやってテスターを集めたのか、ユーザーのフィードバックにはどんなものがあったのかといった項目がありました。

9月 9日

「本番環境へのアクセス」の審査が落ちました。なんでやねん!って感じで結構心が折れました。

More testing required to access Google Play production
We reviewed your application, and determined that your app requires more testing before you can access production.

Possible reasons why your production access could not be granted include:

Testers were not engaged with your app during your closed test
You didn’t follow testing best practices, which may include gathering and acting on user feedback through updates to your app
Before applying again, test your app using closed testing for an additional 14 days with real testers.

For a full list of reasons, and to learn more about what we’re looking for when evaluating apps for production, view the guidance.

テストが足りなということですが、理由は一体何なんでしょうか?

事前に調べた情報ではテスターがアプリをインストールする必要はないとのことでしたが、この文面だとユーザーがアプリを使用しないといけないように書かれています。

それか、申請時のアンケートの記述がよくなかったのでしょうか?

とりあえず、修正したい事項があったので、その修正事項を反映させたリリースを作成し、クローズドテスト前の申請を実施しています。

2024年11月

あれから数回クローズドテスト前の申請をしましたが通りません。1つのデバイスで複数のアカウントからアプリをインストールしても無駄みたいです。

とりあえず、大変すぎるので諦めます。

2025年1月14日

年が変わったの新規一点作戦変更し作戦変更し、12800円はらってapple developer plogramに加入し、app storeからリリースすることにしました。

まずは近くの神社にいって無事にアプリがapp storeでリリースできることをお祈りし、前日にgoogle play store consoleの内容をapp store conectに移して審査に出していました。

仕事(超直近のプロジェクト)のための自己研鑽としてflutterでandroidとios両対応の機械学習アプリのノウハウを取得すべくアプリを作成していたので、仕事の方は一段落して技術調査の必要がなくなっても、ネイティブ側の実装をkotlinとswift両方で実施していたことでスムーズにapp storeに移行できました(2024年の自分ありがとう)

一晩で審査は終わり、あっけなくリリースすることができました。やったー

毎年税金の如く収めないといけないのが困りますが、とりあえず12800円払えばこんなに簡単にリリースできるなら金払ったほうがいいですね。

google play storeの仕様は正直言って個人開発者にアプリのリリースさせる気がないとしか思わえないです。

こちらからインストールできるので使ってみてください。

google play storeへの公開も諦めたわけじゃないです。このアプリはまだ4割完成って感じで、本当は中古マンション価格だけではなく、土地の売買価格にも対応する予定(予測モデルはすでにできている)で、さらに過去の取引がない地域でも予測できるようにするなど、予定されたアップデートがあるので、だいたい完成したいらplay storeでもう一度公開準備を進めたいと思います。