昨日、Azure資格のAZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsに合格しました。
AZ-900ってなんやねんという話ですが、Microsoftが提供しているクラウドサービスにAzureってのがありまして、そのAzure関連の資格の中で一番簡単なやつです。
AWSで言ったら認定資格のソリューションアーキテクトになるのだと思うんですけど(ソリューションアーキテクトも勉強中)、とりあえず、Azure使うんだったら最低限知っておいたほうがいい仕組みと、コンピューティング、セキュリティ、ネットワーク、IoTデータサイエンスに関するサービスで少なくともこれは知っといてねという物の、サービス名とその特徴が出題されます。
クラウドに関しての最低限の知識とAzureの概要が問われるので、エンジニアとしてクラウドを使っているわけではない人でも受験される方はいるようです。ネットで合格体験記的な記事を漁っていると、クラウド・インフラはあんまり関係ないけど、試験を受けてみたという話が結構出てきました。
さて、自分はどうかというと業務でクラウドは必須で、AIに関係する技術をやっているのでGPUを詰んだVMは毎日のように使うし、ビックデータやAIに関するサービスも今はあまり使ってないけどいずれは使いこなしていきたいなと思ってます。
でも、インフラの経験はAWS含めてそんななく、知識は一般的なITに関わっているひとと同じくらいかそれ以下だと思います。
といことで、まぁ、資格でも取って勉強してみようと思いAZ-900から受験してみたわけです。
[追記]同じ基礎レベルのAIに関する資格AI-900も取得してみましたが、こっちの方が出題範囲が狭く簡単です。なんでもいいからAzure資格とりたいという人はこっちから攻めるのはどうでしょうか?
当日の受験の流れ
現在、テストセンターと自宅での受験が可能のようですが、自分は自宅で受験しました。
これまでネットでIT資格を受験した経験もありますし、就活の際は自分のPCでよくSPIを解いていたので、自宅での受験は慣れていると思っていたのですが、今回かなり厳重に管理された中での受験で驚きました。
具体的な流れを書くと、
- MSのAZ-900のページから個人のMSアカウントで受験の予約をする。
- OnVUEのアプリをダウンロードし、カメラとマイクが正常に動くかテスト。
- テスト開始30分前からチェックイン可能になるのでチェックインし、受験する部屋と机をチェック
- チェック後自分のタイミングでテストを開始
- 終了すると速攻で合否が表示される
という感じです。
個人的に詰まったところは、1の予約と3のチェックインで、
まず予約で、事前に会社のアカウントでセミナーに参加していて、そこでバウチャーコードをもらっていたのですが、会社のアカウントに紐づいてものなのに、テスト予約は個人で作ったMicrosoftアカウントで予約しろと言われ、それじゃバウチャーコードを使えないじゃん!ってなりました。
いやー、個人で受けてたら一万円くらい受験料かかるので、それを自分で払うのは渋いなぁと思っていたら、ちゃんと個人のアカウントでログインした後の申し込み画面で、企業アカウントに紐づいたバウチャーコードを適応する画面がありました。
そして、3のチェックインですが、どこからチェックインするのか全然わからなかったです。事前にメールとか来るのかと思ってましたけど、そんなこともないし・・・。
で、どこからチャックインしたかというと、Azure Learnのダッシュボードからいけました。
Azure Learnのダッシュボードの右下に予約という項目があってそこにチェックインのためのURLが表示されていました(30分前にならないとクリックしても接続テストしかできません)。
具体的な流れは忘れましたけど、その先にOnVUEというテストを実行するためのデスクトップアプリを立ち上げろという指示があって、立ち上がったアプリに個別コードを入力すると接続テストの後に試験官とのチャットが開始されるという流れでした。
周りの人の話を聞くと、ここで結構接続がうまく行かずに試験が受けられない人が多いみたいです(Macのほうがうまく行くみたいなことを行いてるいる人もいましたけど、僕は普通に私用のwindws機で実施できました)。
ちょっと、思うのはオフィスの環境でプロキシや社用機のセキュリティを通すと弾かれるような気がします。OnVUE自体はMicrosoftのサービスというわけではなくて、AWSの試験でも使われる一般的なサービスみたいなので事前に試しておいたほうがいいかもです。予約時にもテストできるので、その際にやっときましょう。
あとは、OnVUEで試験監督と連絡が取る前に、スマホの電話番号を聞かれ、ショートメールのアドレスから部屋の四方の画像を送るフォームに言って必要な画像を送ります(本人確認書も含む)。
で、今度はPCのwebカメラで部屋の様子と机の様子をとるように試験官からチャットで指示されました。
試験官の方は名前的に中国系の人かなぁって感じだったんですけど、普通に日本語で対応してくれました。まぁ、おそらくマニュアルとかもあるのと思うのでそこはスムーズにできると思います。
部屋にテレビがあったり、本やポスターがあるのは特段注意されなかったんですけど、机は完全に何も置かないように注意されました(おいていいのはPCと水だけのようです)。
あとは、試験中に人が入ってくるのも禁止と言われました。まぁ、同時に複数の人を監視しているのでそこをどれくらいちゃんとみれているのかは不明ですけど・・・。
隙があったら、検索したり、カンペをみたいと思ってましたがそういう余裕は自分にはありませんでした。
一通りチェックが終わったら、自分のタイミングで試験を開始します。で、終わったら終了します。
終わった瞬間に結果が出るので、無駄にドキドキせずにすみました(他のIT資格とかもそうして欲しいですね・・・)。
クラウドに対する知識が多少あるからといって舐めないほうがいいと思った
年次が上の人からは「一夜漬けでなんとかなるよ」、「余裕余裕」と言われていたので、試験直前まであんまり準備してませんでした。
大学時代からわかってましたけど、上の人の「余裕だよ」は信用しちゃだめですね。そもそも、ちゃんと自分が受験した時のことを覚えているのかも怪しいと思います。
まぁ、自分の元々の知識レベルが浅かったのもあります。クラウドが日々利用していますが、機械学習のモデルを回すためにGPUを詰んだVMを借りて、SSHで入ってただコマンドを実行しているだけで、それ以外のサービスはかじったことはあるけど、ちゃんと使ったことありません。
セキュリティとかアーキテクチャとかコストの話はそいうものがあるんだなぁって感じでしか理解できない状況です。
さらにいうと、結局AZ-900はAzureのサービスに関するテストなので、クラウドどうこうじゃなくて、めちゃめちゃたくさんあるAzureのサービスの中からコンピューティング、セキュリティ、ネットワーク、サーバレス、データサイエンス、IoTといったITに関するいろんな分野から代表的なAzureのサービスを関連づけて覚えておく必要があるので、普段Azureを使っている人でも覚えることは結構あるのかもしれないなと思いました。
新しいサービスは必ずチェックしているよって人はメジャーなサービスしか出題されないので困ることはないと思いますし、4分の1はサブスクリプションやAZ、Azure CLIといったAzureの利用全般のお話しなのでそこはないかしらAzureのサービスを利用している人であれば改めて勉強しなくてもわかると思います。
試験日までに準備したことは?
Microsoftが主催しているセミナーに参加した人は、参加後すぐに受験するのが行いそうですが、自分の場合は自宅受験でバウチャーコードが発行される前に一週間ほどタイムラグがあったり、その後忙しくて放置してたりと、セミナーを受けた2ヶ月後に受験しました。
で、試験がある週の前の週の週末に復習がてらUdemyの模擬テストを受けたのですが、なかなか合格ラインの70%超えなくて焦りました。
普通に50%を下回ることもあって、何度受けても点数が上がらないしこれはやばいぞとなったわけです。
結局予定があって週末もまともに勉強することができずに、月火と終業後に勉強することになりました。
前に受けたセミナーもまる二日あったのでそんなにすぐに復習できるものじゃないし(メモはブログに残してありましたが・・・)。
一番困ったのが、Microsoftのドキュメント特有の機械翻訳のせいで問題文の日本語がよくわからないし、解説もいまいちピンとこなかったところです。
これじゃいかんと、Kindleの対策本をかったのですが、こっちは体系立てて説明してくれてるし、日本語もちゃんと新規に筆者の方が書かれた物だったのでかなりわかりやすかったです(これを読まなかったら落ちてたと思います)。章末問題も割と本番に近かったですし、
でも、本番の問題の日本語が理解できなかったらどうしようと思いましたが、特に問題ありませんでした。
多分AZ-900の試験は最近刷新されてて、機械翻訳の精度の向上せいかわかりにくい問題はほとんどありませんでした。それにudemyの問題集のほうがだいぶ複雑な問題がでてて、過去の問題で難問が集められていたのかもしれません。
問題を解いてる途中に英語で表示することもできるので、最悪英語で表示するのも手ですね。とりあえずなんとかなります。
もしかすると、AmazonでかったKindleの対策本だけでもいけたかもですね。紙で出版もそれているみたいなんでそこそこ読まれている本なのかもしれません。
本番の点数は8割弱でした。何がともわれ合格してよかった。まじで。
来月はAI-900を受験しようと思います。
それでは。