プラモデルを作ってるとやたら瞬間接着剤を使います。

別々の別れたパーツでも瞬間接着剤でくっつけてヤスリで磨けば、繋ぎ目消えて1つのパーツみたいになるんで

しかも、瞬間接着剤はなんでもくっつけられるんですよね。メタルパーツみたいな金属製のパーツも瞬間接着剤で接着できます。

 

水を弾く素材は接着剤できない

 

万能な瞬間接着剤もなかなかつけらんないものがあるんでよね。

つかないなーって素材はだいたい水を弾く素材でそういう素材は着きにくいんですよね。

今回接着したポリカーボネートの他にポリエチレンやメラニン樹脂、アクリル樹脂などはアロンアルフアでつけるのはきついようです(アクリルは溶かして接着できる)。

これって他の接着剤も同じみたいで水に馴染みにくいものはつけらんないんですね。

接着剤って意外ですけど親水性で水に馴染みにくい素材とは馴染んでくれないみたいです・・・。

 

炙って酸化させることで疎水性の素材を接着剤になじませる

 

酸化させて表面に酸素をつけると、疎水性のポリカーボネートも水になじみやすくなりました。

いろいろ調べたんですけど、いろんな人がいろんなことを言っていたのでよくわかりませんが、ポリエチレンなどの他の水となじまない素材も炙ることで表面処理を行って塗装や接着を行うことがあるそうです。

原理的なところを少し考えると、親水と疎水の違いって分子の電気的な性質が偏っていると親水で均一だと疎水になるんですが、OH基などはかなり電気的な重心がずれているのでOH基がつくだけでかなり表面が親水化します。

炎で強制的に酸化させると、酸化して酸素がついたところからOH基的なものができて親水化するのではないでしょうか。

まぁ、原理がよくわかなくても確かに接着面を炙ることでポリカーボネートをアロンアルフアで接着することができたので良しとします。

 

 

個人的にはこれはかなり使えるテクニックだと思いました。瞬間接着剤でつけられないからといってほかの接着剤を使っても接着時に強度が落ちますし、結局その接着剤でもあまり効果がなかったってことになりやすいです。

それだったら、表面を少し炙ってから接着したほうが確実なのではないでしょうか。

表面を炙るといっても焦げるまであぶるひつようはなく一瞬でも火にくぐらせれば十分な効果を得られます。(あんまりやりすぎるとプラスチックは溶けます)

あと、炙る前に汚れがついてると汚れが酸化されてしまうので洗ってください。洗剤でもいいですけどパーツクリーナー的なもので脱脂するとさらによしだと思います。

 

 

それでは。