クロスバイクって安くありません.でも長く乗り続けることができれば乗っていた期間あたりのコストを下げることができます.3年が寿命のママチャリと違ってクロスバイクはちゃんとメンテナンスすることでいくらでも使い続けることができるんです.10年だっていけます.
ただ扱い方が悪いと2年で乗れなくなります.使い捨てのママチャリと違ってそこからパーツを交換すれば復活させることができますが,修理にお金はかけたくなですよね.
一番いいことは故障させずに長く乗ること.
そのためには・・・,
とにかく雨にぬらさない!
最近自転車の修理を依頼されることが多くてその度に自転車をバラすのですが,故障の原因のほとんどはハブ(車輪の軸の回転するとこ)やBB(クランクの軸の )に水滴が入ってしまったことでした.
自転車はマシンなので稼動部にはグリス(固形の潤滑油)が塗ってあります.これは部品の動きをスムーズにすると同時に金属部分を水滴から守っているのですが日本の雨はそのグリスを洗い流してしまうのです.
そうなってしまうと,パーツはどんどんボロボロになってついに動かなくなります.動かなくなった時はもう遅くて,その箇所のパーツを全取っ替えしなくてはなりません。
ガチの方はレース前には必ずグリスを塗り直すのですが,そんなのめんどくさくてやってられませんよね.
まぁ,クロスバイクはロードバイクと違って何年ももつ硬いグリスが塗られています.
つまり,クロスバイクに長く乗るには雨にぬらさなければいいのです.
ということで,今日はクロスバイクを雨から守るために駐輪する場所を考えようというお話です.
- 家に入れる
- 屋根付きの駐輪場
- カバーをかける
家に入れる
これはガチ勢の方に多いのですが自転車を家に入れてしまう方法です.人間が快適な温度,湿度って自転車にとっても快適なんです.だからもう自分の寝室に入れて自転車を管理しちゃいます.僕がよく動画を拝見させていただいてる自転車系ユーチューバーのpeacemaker roadさんや,けんたさんもこれやってます.
寝室の壁に取り付けられたラック掛けられたロードバイク.これは愛です愛.自分の自転車と片時も離れたくないんですよね.わかります.僕も初めてサッカーボールを買ってもらったと一緒に寝ていました笑.
でも,通勤,通学で自転車を利用している場合は自転車に砂埃がついていたり,泥がついていたり.ちゃんと洗車していてもさすがに部屋の中に入れるのは嫌ですよね.まぁわざわざ寝室に入れなくても玄関が広い方はそこに置いておいてもいいと思います.
紫外線でフレームの塗装を痛める可能性を排除できるのもこの方法のいいところ.僕もいつかは屋内で自転車を管理したいのですが,お金に余裕がある大人向けの方法で大学生には不向きだと思います.
屋根付きの駐輪場
現実的というか,一番楽で確実な方法です.ただ一人暮らしの方は借りている部屋に屋根付きの駐輪場はなければできません.うちはありません.これから,アパートを借りるって人は迷わず屋根付き中心場を条件のリストの一番上に書いといてください.
この方法もデメリットがないわけではないです.例えば嵐の日は横から降り注ぐ雨が,チェーンやギアに被弾してオイルを溶かしてしまいます.ついでに時間帯によっては日向になってしまうことも多く.火が当たったとこだけ塗装が焼けたり剥がれたりする可能性があります.
自転車カバーをかける
これが僕が実践している方法です.というか,これぐらいしか無力な僕が自転車にしてやれることはないです.自転車カバーは2000円ぐらいで買えるし,カバーをかけるのは1分もあればできるので非常にお手軽な方法です.たしかに雨を完全に防げるわけではないので雨が降った後,日光に当たると中が蒸れて高温多湿になってしまいますが,直接紫外線に当たることはないし,雨も当たらないのでパーツの奥まで雨が浸透する心配はありません.
実際,この方法で3年以上自転車を管理してますが可動部には一切ガタが来ていません.必要十分な方法だと思います.
写真のカバーはX-EUROPEの自転車カバー.ずっと使っていますがこれからも使い続けようと思います.内側に袋がついていて小さくたためるのいいところ.アマゾンで2000円くらいで売ってます.1年間は使い続けられるのでお財布にも優しいです.
ベストな方法は屋根付きの駐輪場でカバーをかけて保管すること