quizletとの出会いは一年前のアリゾナ。留学先の大学では多くの先生がquizletを多用していて、quizletで宿題を出す先生もいたのでよく利用していました。かなり便利と感じたので日本でももっと使われればいいなと思っていたのですが、帰国後の英語の授業で中年の男性の先生にquizeletのアカウントを作れといわれて驚きました。「クイズレットのなんておしゃれなの使ってじゃねーぞ、おっさん」と思いつつおっさんのことを少し見直しましてしまいました。
ほんとにいいですquizlet
今まで、アプリや学習サイトなどいろいろなものを試しましたが、が一番時間をかけずストレスも感じずに単語を学べます。
最も優れている点はフラッシュカード、タイピングによるスペルの練習、クイズ形式の問題、聞き取りテスト、テスト形式の問題、ゲームと同じ単語を様々な形式で英単語を学ぶことができるところです。このさまざまな機能を使って英語を学ぶことで、全く知らなかった単語をquizletだけを使って、いち早く自分のものにすることができるのです。
それはどういうことか、僕は単語を覚えているという状態には3つ段階があると考えてます。1つ目は読む、または聞くことでその単語の意味が日本語で思い浮かぶレベル。2つ目はその英単語の意味を日本語で思い浮かべることでその英単語のスペルがわかる、または発音ができるレベル。最後が日本語を介さずにその単語の書ける、話せる、そしてその単語のまま意味を理解できるレベル。最初のレベルでは中学や高校の単語テストで何とか正解できる程度で、英作文や英会話ではほとんどその単語を使うことができません。またこのレベルとどまっている単語が文章に出てくると、一回立ち止まって単語の意味を考える必要があるので読むスピードが遅くなる原因になります。2つ目のレベルに達するとやっとその単語を作文や会話で使うことできますが、流暢にというわけにはいきません。3つ目のレベルに達して初めてその単語を運用できるといえます。皆さんはここまで達している単語は果たして何語くらいありますか?
高校生までは3つ目のレベル、つまり運用できるレベルまで勉強する必要はほとんどありませんが、大学生になるとその必要性が一気に高まります。英語でプレゼンをしたり、外国人の方と英語で話したり、今までやったことのないことを何とかこなすために運用できる単語の数を稼ぐ必要が出てきます。
私は初めて見た単語を1つ目のレベルまで学習する方法は、ひたすら紙に書いて覚えるのが一番手っ取り早いと思っていて、今もそうやって勉強しています。しかし、これでは2つ目3つ目まで学習しようとすると効率が悪くなる。というか無理です。TOEICでしか出てこないビジネス用語や論文のなかで使われる専門用語なら1つ目のレベルで覚えていればいいでしょう。でも会話で使うなら運用できる必要があります。そこで、今度は2つ目、3つ目のレベル適した学習方法を使うことになります。例えば、quizlet以外にも世の中にたくさんあるアプリを使ったり、ひたすら音声を聞いたり、実際の会話の中で意識して使ってみたり。
でも、方法を変えるのはそれ自体が非効率です。2つ目のレベルで単語を学習している時、1つ目のレベルに達していない単語が出て来たらいちいち調べなくてはなりません、それを防ぐために単語をリスト化するとしても、時間がやたらかかったたりします。そこで単語学習をすべてquizlet上に行うのです。quizletならそれぞれの段階に適した学習方法が提供されていて、さらにどの単語がどのレベルまで達成されたのか一目で確認できるので、単語学習をqizlet上で一貫して行うことができるます。quizlet以外のアプリやサービスでも2つ以上の機能を持っているものはありますが、どっちかの機能はよくてももう一方の機能が使いずらいということが多いですが、でもquizletはすべての機能が文句なしで使えます。(僕の学習方法にあっているだけなのかもしれませんが)
quizletだけで英単語を運用できるまで学習するというのは効率的であるだけではなくもう一つメリットがあります。それはあらゆる角度から苦手な単語を見つけることができることです。この単語はスペルはわかるけど意味が分からなくなるとか、意味は分かるのに発音がわからないとか、単語によって苦手なことが異なります。例えば4択の意味を選択する問題を出すだけのアプリでは、苦手な単語をリスト化する機能があってもそこにあるのは意味がとりずらい単語でスペルがわからない、発音がわからない単語はありません。これでは運用できるというレベルには到達できないのです。
単語カードの読み上げ機能がすごい
誰でも、単語カードを作った経験はあると思います。単語カードも非常に古典的で素晴らしい方法だといますが、カードを作って持ち歩くのはめんどくさいですし、人前でカード取り出すのが恥ずかしくて僕は大学生になってからは使ったことがありません。でも、quizletならアプリ上、ネット上で単語カードを作成してスマホで持ち歩けるのです。これならゲーム感覚で空いた時間に単語を学習できますし、単語を増やしたいときにどこでも書き込むことができます。
そして、紙のカードじゃないので読み上げ機能があるのですがこれが本当に便利で、適当に書いた日本語の文章やマイナーな英単語も勝手に読み上げてくれるのです。スマホが出てきてから当たり前になりそんなにすごい技術だと感じないし、あまり使いどこもない読み上げ機能ですが、英単語カードにこの機能がつくとほんとに便利!!!いつでもどこでも音声付きで単語を学習できちゃうのです。それにほんとになんでも読み上げてくれる。
そして、作ったカードを共有できる。しかもURLだけで。基本は自分自身またはクラスだけでカードは共有するものなのですが、URLさえ共有できれば誰ともカードをシェアできてしまいます。架空のクラスや学校を作ることもでき、任意で作ったクラスに入っているユーザー同士では自由にカードを共有できます。
ということでワントゥビでクラス作ります。カードもTOEIC対策用に作っていく予定。内容は難しいマイナーな単語は一切なしで、TOEICでよく見るけど意外とわからなくなりやすい、運用できたらいいなって単語を選びます。年始から始められたらいいですかね。
大学生だけではなく受験を控えた高校生にも有用だと思います。ぜひ、使ってみてください。