去年の2020年4月に社会人になって、もうちょっとで1年が経ちますね。

あっという間のような気もするし・・・、ものすごく長かった気もする・・・。

この一年間の現状を軽く説明すると、入社直前の3月末に会社が原則全員テレワークになり、とりあえず一度も就社せずにオンラインで研修を受けて、その後も月1出社ペースでテレワーク(というよりはテレ研修)を続けていました。

それと、第一波と第二波の間で2週間くらい毎日出社したので、一年間ちょうど一か月分はオフィスに通ったという感じです。

イメージしていた社会人生活とはだいぶ違っていてとても不思議な1年間でした。

「新卒一年目が最初からテレワークで一年間働く」というのは、今まであまりやられていなかったことだと思います(今では普通かもしてませんが、収束すればあまり見られないことになると思います)。

となると、例えばだいぶ年次が上の方で新入社員はテレワークでどんな思いで働いているのか知りたいという方がいると思います。

後は、同じ代の方で自分と同じ境遇の人はどうしているのか、そして、これから社会人になる方は自分たちにはどんな生活が待っているのか気になるのではと思いました。

ということで、n=1ですが自分の状況や気持ちをまとめておこうと思います。

 

 

在宅だけど、研修や業務自体は割と問題なくできた

 

なみに、働いている業界はITで、情報しか取り扱わない会社なので比較的テレワークはしやすいのだと思います。

プログラムを書いたり、資料を作成したりという作業はセキュリティだけ担保されていれば自宅でやっていてもあまり支障は出ないのではないでしょうか。

それに、IT業界の恵まれているところだと思いますが、エンジニアの方は沢山の情報をネットにまとめて下さっているので、例年なら、先輩や講師、同期どうしで教えてもらった知識もネットから得ることができます。

社内外の大量の文章と辛抱強く睨めっこする精神が養われましたし、英語の情報からも何とか業務に必要なヒントを得ようとしてたところ、技術的な文章だったら意味が取れるようになってきました。

ITエンジニア向けSNSのQiitaもほぼ毎日開くという日々を送ってますが、先人のありがたさが身に沁みますね。

ということで、毎日働くことで何か決定的にできないことがあるわけじゃないです。もしかすると例年の新入社員よりも苦手なことがあったり能率が低いってことがあるのかもしれません。

でも、自分たちからすると最初からそうなので、よくわからないけどそういものだと思うことしかできません。

同期の間でも、もし、来年以降この状況が改善して新入社員が例年通りの研修を受けるようになったとして、自分たちだけが他の年代の社員と違うところあったら”コロナ世代”って呼ばれるんだろうって話していますが(僕もそう思う)、それは後になってみないとわからないことです。

 

 

コミュニケーションは確かに少ないと思う

 

じゃぁ、何が違うのかという話になりますが、これも平常を知らない僕には憶測になってしますけど、

でも、もし出社してらネットを情報を探し回るように、会社の先輩からいろいろ教えてもらっていたのかもしれません。

例えば、取引先の人との会議に出るみたいなことも、リアルで行っていたら会議の前にアドバイスをいただけたかもしれないし、会議が終わってから移動中にわからないことを聴けたかもしれないですよね。

テレワークで会議していても本当にわからないことはその後にチャットで聞きますが、やっぱり”聞く”ということへのハードルは少し上がるし、そこから引き出さる情報量もかなり減ってしまうと思ってます。

特に僕がプライベートでも文面のコミュニケーションをすごく苦手としていて、今すぐラインで聞けることでも、文面で聞くのがすごく嫌なのであえてしばらく待って直接聞けるときに聞いていたので、今の状態はだいぶきついなと感じています。

それは、相手側も同じなのでしょうか?どこまでアドバイスすればいいのか分かりにくいし、いまいちどういう風に答えるのがベストかつかみにくいと思います。

それもあって、社内の人とのコミュニケーションは業務内でも業務外でもあっさりしたものになって、情報はネットに頼ることになってしまうというのはテレワークを実施している新人の方だったら誰にも起こっていることだと思います。

 

 

孤独を感じることも多い

 

終業後にPCを閉じて一日の業務を振り返ると「はぁ、孤独だなぁ~」と感じることがあります。

ただ、別に毎日の生活に孤独を感じるのは今回が初めてじゃなくて、大学院を卒業した際に研究室で割り当てられた居室に1人籠ることになり、2日間誰ともしゃべらないことがあったという話を書いたのですが、この時の方が今のよりも孤独でした(この時は精神的に実害があるレベルでしたが、今はなんとなく困っているという感じです)。

その記事は日記というかポエムというか、適当に思い出をつづったものだったので、最初はあまり読まれていなかったのですが、最近PV数も増えて共感のコメントをいただくようになりました。

おそらくですけど、このコロナの影響で前の自分と同じような一日の生活のなかでだれともしゃべらない方が増加してブログに見てくださる人も増えたのだと思います。

今の自分は言葉を話さないなんてことはありません。ただ、やっぱり部署の上の方とテレビ会議で話しているだけだと、自分の思ったことはなかなか言えませんよね。心をなくして機械的に業務をこなしていたほうが、自分も周りも楽だなぁと思いながら淡々と一日を過ごしています。

おそらく出社していれば、休憩時間に同期にあって立ち話にしたり、少し上の先輩から裏事情を聴いたり、会議終わりに数人でご飯に行ったりしたのだと思います。

毎日出社していればそういうのが煩わしいと感じていたのかもしれないですが、全くないと自分がロボットみたいに感じますし、周りの方の考えもわからないのでロボットのように感じるわけです。

同じセクションに配属された同期数人で毎週決まった曜日に就業終わりに会議をすることにしていますが、会社での本音で話す雑談はその一時間だけのような気がしまね。

後会社の人とのつながりは、週に一回一時間、ランニングサークルのメンバーでグループ通話しながら走るというのもあります。

オンラインで走るというのは最初はみんな乗り気ではなかったのですが、みんなコミュニケーション不足なのは変わらないので研修が終わって配属されてから新人の参加率は結構良かったりするんですよね(むしろ参加するのは新人だけだったりする)。

ただ、新しく誰かとオンラインでつながるというのは、一人でやっていても抱えているものは変わらないので忙しいし、オンラインという障壁もあってよりハードルが高まっていると思います。

自分以外も大体同状況なのではないでしょうか?自分は大学時代も東京にいて今も東京いるので、大学からの人のつながりもありますが、別の地域から来た人はさらに難しい状況だと思います。

こういうあんまり不特定多数の人とあってはいけない感じだと、新しいコミュニティーに所属するのもなかなか難しいと思いますし。

 

コロナ禍の社会人一年目の本音

 

人脈という観点では確実に不利!?

 

これも、コロナ前を知らないので比較できませんが、言うまでもなく会社内の人のつながりは広がりにくいと思います(まぁそこらへんは想像通りという感じです)。

配属先以外の仕事や研修(セミナや英会話)などに参加する機会はあるので、最近いろんな人とテレビ会議する機会が増えましたが、オンラインなので人脈と呼べるレベルのつながりはできません。

意外と社内SNSで雑談している方の方がコミュニケーションをとってる気もしますが、コメントで新人の自分たちと絡んでくれる先輩たちの顔は知らないという状況です(同じ会社なのに不思議な感じです)。

今は部署の外とのつながりを意識することありませんけど、数年したら大事ですよね。うーーんどうしたらいいのか・・・という感じです。

ここは、もう少し余裕ができたら何とかしないといけないかもしれません。

と言っても、余裕ができる日なんて来ないかもしれないので今すぐ行動した方がいいかもしれませんね。

 

 

とりあえず、良くも悪くもたぶん社会人らしくない一年間でしたけど、これからも世の中がどう変わっていくのかわからないので期待も予想もせずにただその変化に順応していこうと思っています。

チャットでのコミュニケーションが苦手なんて言ってないで、自分から積極的に周りとコミュニケーションをとっていく必要がありますよね。

といっても、そこには自分も相手も精神的な障壁があるとおもうので、そこをうまく乗りこいていくすべを2年目で身に着けていかなくちゃいけないのかもしれません。