基本毎日コードを書いて過ごす大学院生ですが、いつもデザインのことは気になってます。
バイトや趣味でwebページを作ることは多いし、研究の発表スライドは見た目が作りこんであったほうが評価されるし、IT系の企業に就職するけど、最近UI/UXとかVRとか何かと視覚系の技術の話をよく聞きます。会社で資料を作ることもあるかも。てか、このブログもそろそろ見た目を変更したい。
個人的にもでデザインが好きなんですけどね・・・。絵描いたり、webに興味を持ったのもwebデザインがやりたかったわけで。
で、ちょっとづつ勉強しようと思ってんですけど、なんとなく立ち寄ったブックカフェで面白そうな本見つけたので買ったのがこの本です。
なるほどデザイン
というわけで今回はMdNコーポレーション、筒井美希著”なるほどデザイン”の感想です。
とにかく実例が多くて気に入った!
端的に言うとこの本は、広告や雑誌のレイアウトのテクニック本です。
どう、伝えたい内容を強調して届けるか。
フォントや配色の選び方。
情報の構成で意識すること。
見た目だけにこだわるとうっかり忘れてしまいがちなデザインのポイントを、いい例、悪い例を実際に見せて解説されていてわかりやすかったです。画面をおしゃれにすることと同時に、自分が伝えたことを的確に相手に伝えるための理論が、二つの例の比較によってわかりやすく解説されています。
ダメな例でなんで伝わらないのかわかるから、逆になるほどーってなります。
あと、そのデザインにたどり着くまでの過程が書いてあるのも良いと思いました。
作例の数はホントに多いです。おそらく著者が実際の例をもとにそれっぽく作ったものだと思うのですが、どれもクオリティー高くて驚きました。
実際に何か自分がデザインすることになった時に、この本を見ながらポイントを洗い出すことができます。
ピントのずれたあなたのデザインのフォーカスを合わせてくれる、そんな本です。
初心者向けの本ではあるけど、必要十分!!
広告とかメディア系の仕事に従事しているわけではないけど、不特定多数の人に向けて資料を作ることのある人ってたくさんいうと思います。
学生だってそういう機会が年に何度かある。
学生の場合、発表することって勉強とか研究の成果だと思うんですけど、せっかく自分の中ではよくまとまっていても、資料を通してそれを伝えることができなければ、評価されません。
そういうふうに自身のデザインのせいで、損をしている人って大勢いると思います。(逆に大学の世界って内容はないけどデザインで過大評価されている人もいる)
“なるほどデザイン”は、プロ向けの内容じゃなくてあっさりしているけど、いままで伝えられなくて損をしていた人が、伝えられるデザイン学ぶために必要なことが網羅されていると感じました。
あと、作例が多くて見ていて楽しい。
それでは。