皆さんレジで店員さんにお釣りをもらった後、感謝の言葉を言ってますか
なんでそんなことが気になるのかというと、学部時代に2年間、家の近所のスーパーでアルバイトをしていて、週2回のペースでひたすらレジを打ち続けていたからです。
2年間働いていた経験から、日本で会計後に感謝の言葉を言う人は全体の5%くらいです。
で、レジの作業と本当にめんどくさいし神経を使う仕事なのですが、会計後にありがとうと言われるとやっぱりうれしいです。
あーー、この人3カゴ分も買ってるよーめんどくさいなーと思いつつ、すべての商品を打刻した後にありがとうって言ひとこと言われると少し疲れが軽減します。
余談ですけど、自分のレジに幼稚園生くらいの子供が来るとめっちゃ癒されました。バイトしていたスーパーは4時間以上働かないと休憩が取れなくて、3,4時間ぶっ続けでレジを打った後、小さい子がお使いをしている姿を見ると頑張ろうって気持ちになります。
ただ、あまりにも小さすぎるとちょっと心配になりましたね。周りの道は歩道なんてちゃんと整備されてませんでしたし、車通りはかなり激しかったので、特に日が暮れてからくるとこんな時間にお使いに行かせなくていいのにって思いました。
そんな経験から、海外で生活していると、その土地の人が店員に対して感謝の言葉を言うかどうかが気になってしまうんです。職業病ってやつでしょうか。
外国はどうか
まずがアメリカのアリゾナ(フェニックス)に一か月いたときはどうだったかというと、かなりの人がサンキューといってました。
結構有名な話だと思いますが、アメリカの店員は去っていくお客さんに「Have a nice day」と言います。会計が済んだお客さんには必ず言うことになっていて、そこでお客さんが店員に「You too」と結構な割合で返すんです。
この光景を目にした、アメリカ文化にあこがれを持つ日本人は、みんな素敵な習慣だと思います。僕は別にアメリカのドラマも映画も見ないし音楽も聴かないですが、レジ打ちが作業化しなくていいと思いました。
レジを打ってると、自分がロボットのように思えてくるんですよ。そのほうが疲れないというのはありますが、やる気が出ないというか、永遠に続く単純作業に絶望的な気持ちになることがあるんです。
そんな時、少しでもお客さんとやり取りがあると、人を接客する仕事をしてるという実感が持てると思います。
まぁ、人それぞれだと思いますが、コンビニやスーパーでのやり取りもこういうそうほう双方向のコミュニケーションがあってもいいと思うんです。
ここなでは、自分もそれ思ってたってひと多いともいますが、アメリカで生活してさらに感じたことは、お釣りを受けっとったときに「Thank you」と言ってる人が全体の30%くらいいたってことです。
アメリカどこでもそうというわけじゃなくて、多分僕がいたフェニックスは住みたい町ランキングで常に五本の指に入るくらい治安が良くてのどかなところだから、そうだったのかもしれません。
それでも、日本と比べるとかなり多くの人が感謝の言葉を言ってました。
これは単純に文化の違いですよね。いいサービスをした人には相応の報酬をって考えが徹底されていて、でもスパーやコンビニでチップを渡すのは非効率だし、最近はチップやめようってなってるし、相手も困るかもしれない。だから、せめて感謝の言葉だけで言っておこうってことだと思います。
日本人的にはそんなこと当たり前なんだから、わざわざ感謝なんてしなくてもいいと感じるんだと思います。でも、実際にスーパーで働いているとわかるんですが、「いいサービス」って全然当たり前じゃない。
いつも品出しをしているふりしてさぼっている人もいるし、適当に打刻してかなりの確率でお金を多めにとってる人もいます。
あと、なんでかわかんないけど、接客態度がめちゃ悪い人もいるんです。そういう人は大体辞めちゃうけど、いつまでたってもお客さんに深いな思いをさせちゃいます。
言葉を練習すればちゃんと言えるようになりますが、そういう人は心の中で思っていることが態度に出ちゃうのではないでしょうか。
ちなみに、日本のレジでも実際はかなり打ち間違い多いです。まぁ打ち間違った場合は総額が少なくなっちゃうことが多いんですけど、大体20回から30回レジを打ったら1回は間違えてると思ってください。
僕は性格的に打ち間違いが多くて、多分10人打ったら1人は間違えて打ってました。お客さんに指摘されることもあったし、会計が済んだ後に自分で「あれ」って思うこともあります。打刻ミスの原因はいろいろあって研修とかで指摘されたりするけど、なかなか治りません。14年目の人でもミスることはありました。人間だからね。
ちなみに、今いる台湾の店員さんはどうかというと。日本基準で言ったら完全にアウトです。コンビニとか行くと自分とこの商品を飲みながらレジ売ってる結構います。列が長くなってもお構いなしだし。
で、お客さんはどうかというと、そんなこともあってかちゃんと接客してくれた店員さんには「謝謝」って言ってるように思えます。多分、「謝謝」っていう率は2割くらいだと思います。日本よりは多いけど少ないのはちゃんと仕事している店員さんが少ないからかも笑。
関西の人は会計後に感謝の言葉を言っている!?
ちょっと調べたら、関西のほうが会計後に「ありがとう」っていう率が高いみたいですね。
何かと、東京の人よりグローバルスタンダードに近い関西の人。こんなところでも世界基準に近い文化を持っていたんですね。
スーパーでありがとうって言ってた人はみんな関西出身の人だったのかもって思ったりもしますが、感謝の言葉を言うのに出身なんて関係ないですよね。
と、言いつつ僕の周りの関西人は誰も「ありがとう」って言ってません。みんな東京に染められたんでしょうか・・・。
やっぱり、いいサービスをしてもらったら感謝の言葉を言ったほうがいい
ちょっと、年上の店員さんに「ありがとう」っていうのは失礼かなって思ったりします。でも日本語の「ありがとうございます」ってめちゃ長いんですよね。日本語の残念なところです。
英語だったら「Thank you」。ネイティブだったらいうのに1秒もかかりません。しかもこっちは「Thanks」よりも丁寧だし。
中国語は「謝謝」だから中国語全然しゃべれない僕でも0.5秒で言える笑。
気安く感謝しない。感謝するならちゃんと言うという日本人の精神が反映されているのかもしれませんが、やっぱり不便ですね笑。
でも、ちょっと手間だけどちゃんと感謝したほうがいいのではないでしょうか。
そのほうが店員的にはうれしい、言ったほうもちょっとすがすがしいと思います。
もちろん。ちゃんと接客してくれた人にですけどね。
それでは。