講義資料や過去レポートはPDF化されて配布されることが多いのではないでしょうか.紙媒体に印刷するのは手間がかかりますし,持ち歩くのにかさばります.ここはスマートにタブレットPC一枚にすべてのデータを入れて学校に行きたいところです.

[追記]この記事は2017秋の記事です

大学生に必要な機能とは

 

スマホとノートPCの隙間を埋める存在,それがタブレットPCです.文章作成などのタスクをこなしたいときはノートPCを使うし,だれかに連絡を取りたいときはスマホの出番です.よくタブレットPCで文章作成を行おうとしている大学生がいますが,android端末は文章作成には向きません.iPadかWindoes搭載タブレットという選択肢もありますが,iPadやWindows搭載端末は軒並み価格が高いので,それだったらもう一台ノートPCを買った方がお得だと思います.

 

何かを製作する行為はノートPC,SNSはスマホが担っているわけです.で,タブレットPCはなんのために使うとかいうと情報を得るために使うのです.具体的に言うとPDFを見る,ネットサーフィンをする.動画を見るといった具合です.つまりメディアプレイヤー.ですからそれほど高い機能は必要ありません.価格でいうと2~3万円です.さらに,A4サイズのPDFを快適にみるためには8インチ以上ほしいところです.画質はそれほどこだわりません.現在市場に出回っている機種は高画質のものばかりで比較してもあまり意味がないと思います.

[追記]8インチ以上にしようと書きましたが、officeを使いたいなら10インチ以下に抑える必要がありそうです。実際に確認したわけではありませんが、マイクロソフトのサイトを見てたらofficeのモバイル版が無料で使えるのは10インチまでみたいで10.1インチでは有料になってしまうと書いていました。

ちなみに今も8インチのタブレットでwordpresを編集してますし、ゼミの資料なんかはBluetoothのキーボードとwordでちゃちゃっと作ってますが、文章を書くだけなら8インチでも快適に使えますよ。

以上の条件をもとに大学生向けのタブレットPCを選びました.

Huawei-MediaPad M3

 

Huaweiってなんぞやって思った方もいらっしゃると思いますが,Huawei(ファーウェイ)は中国の通信機器メーカーでございます.通信インフラやwifiルーターを作っていた企業で日本でいうとバッファローってことでしょうか.最近スマホ事業に力を入れていて,今やサムスン,アップルに次いで世界3位のシェアを誇っているそうです.

最初は僕も疑いの目をもって見ていましたが,MediaPadを恐る恐る購入してみたところサクサク動くし今のところは不具合もないので皆さんにおすすめしている次第です.

HuaweiのandroidタブレットにはMシリーズとTシリーズがあるのですがMの方が高性能でM3はその最新機種になります.

CPUはHuaweiが自社で開発したKirin950.いろいろ調べてみたんですが,Huawei製のスマホのフラグシップ機に使われているCPUで評判はいいです.モバイル用のCPUはオクタコアだったりコアごとにクロック数が違ったり.正直どうやって比較すればいいのかわからんのですが操作した感覚はまさにストレスフリーという感じ.その他のスペックも申し分ないと思います.

画素数は2560X1600です.まぁ,フルハイビジョンですがここら辺はどうでもいい気がします.注目すべきは8インチということ,8インチはPDFも見やすいしB4のノートと一緒にカバンに入れておけるので便利です.

一番のおすすめポイントはボディーがアルミでできてること.iPhoneやiPadではおなじみのアルミボディーですが低価格帯のandroid機にはあまり採用されていませんでした.理由はコストが高くなることと重くなること.

屋内で使う分ならいいんですが,学校に持っていくついつい落としてしまうんですよね.前に使っていたASUSのmemopadは落とした衝撃で液晶がはずれてしまいました.(普通にはめ込んだら治笑)落とすたびにへこんだりゆがむプラスチックのボディーでは内部の基盤のダメージは避けられません.ですからちょっとぐらい高くてもアルミ製を選んだ方がいいんです.さらにこのモデルはアルミボディーですが別に重くないしバランスがとれていると思います.

このスペックで3万円を切っているので大学生にはぴったりのタブレットPCだと思います.

僕が今タブレットPCを購入するのならこれですね.

ASUS-ZenPad 3S 10

 

ASUSのタブレット,ZenPadの最新機種であるASUS-ZenPad 3S 10.こちらもメタルボディーでスペックは上のM3と同等かそれ以上ってとこでしょうか.

画面は9.7インチ.持ち運ぶには少し難がありますが,A4の文章を読むにはちょうどいい大きさです.

ベンチマークって知ってますか?PCの性能を数値で評価してくれる機能で,WindowsはOSにベンチマークを計算する機能があります.

タブレットPCも専用のベンチマーク算出アプリケーションが何個かあるのですが,みんなAnTuTuってアプリを使ってベンチマークを出しています.

この機種のベンチマークは70000台でM3とほぼ同じみたいです.iPhone6より少し劣るって感じですかね.画面がでかいタブレットの方がよりスペックが必要ですが,前述したようにタブレットはそこまで使い込むことはないと思われますしこれならグラフィックを売りにしたゲーム以外は遊ぶことができます.

一番最初に紹介しなかった理由は価格が高いから.3万円を超える価格設定はちょっと高いです.

あと,今も使っているASUSのmemopadがあまりいいタブレットではなかったこともおすすめしきれない原因です.USBのプラグがすぐに外れたり,バッテリーがカタログに書いてある時間もたなかったり,あと耐久性にも難ありでした.

あれから2年は立ってますし,ZenPadは今は亡きmemopadの上位機種であることを考えると改善されているとは思いますが,いまだにあのことは根に持っています消費者心理ってやつです).それにこの機種は実際に手に取って使ってみたことがないこともおすすめしきれない理由です.

Huawei-MediaPad M3 Lite 10

 

MediaPad M3の10インチバージョンです.スペックはやや低く抑えられています.8インチあればいいと書きましたが10インチあったほうが動画も文章も見やすいです.

10インチがいいなって人はおすすめです.

iPad mini 3 Wi-fi

 

はい,iPadです.やっぱりiPadも選択肢の一つに入れておかないと,

ベンチマークは60000点台.価格は4万円近いことを考えるとコスパは微妙です.

ただ安心感が違います.安心感が.同価格帯のタブレットと比べるとはずれを引く可能性が少ないです.

ついでにiPadはウイルスに完成する可能性も少ないことがいいですね.ウイルスとか故障とかに悩まされたくない人にはおすすめです.

iPhoneを使っている人はiPhoneのアプリが使えることもメリットの一つです.でも,iPhomeも持ってるのにiPadはいらないという考え方もあります.

 

ここまでは大学生が家電量販店に行ったら必ず店員さんにすすめられます.でもちょっと高い.ここからは単純にメディアプレイヤーとして利用に絞って選びたいと思います.

Kindle hire HD 8

 

アリです.Kindle fire.Kindle本にAmazonMusic, AmazonVideoを再生するために作られたまさにマルチメディアプレイヤーと呼べるタブレットPCです.

ある程度ならマルチタスクさせても,サクサク動くようです.

このタブレットPCを使って本当に得する人はAmazonのプライム会員.月に一冊,Kindleオーナーライブラリーで本を借りれるし,割引価格で購入できるクーポンコードが配られたりします.

これで1万円.プライム会員なら買わない手はないです.

デメリットはOSが純粋なAndroidではないこと,FireOSというKindle向けに作り直されたOSが入っています.だから使うことのできないアプリがあるのでチェックする必要があります.パズドラなどはできるようです.ベンチマークは30000台.実際に愛用している方のレビューを読んでいると3Dグラフィックのゲーム(飛び出すとかじゃなくて)はFireOSに対応しててもラグが多くて遊べないみたいです.

Huawei-MediaPad T2 10 pro

 

これ使ってます.そんなに優秀なタブレットではありません.でも,ある程度の処理能力はあるしメディアプレイヤーとしてはKindle Fire HDより優秀です.あまりスマホゲームはしないのですが,今のところサクサク動いてくれます.高画質なゲームは無理だと思います.

価格は2万円なので大学生にはちょうどいい端末ではないでしょうか.10インチが欲しいという方におすすめです.

Dragon Touch X10

 

いまAmazonで話題のタブレットです.スペック的にはメディアプレイヤーとして十分に活躍してくれると思います.RAMが2GB切っているのでマルチタスクはできませんが,

僕は恐ろしくて手が出せません.Dragon Touch新興のブランドみたいですし,こういう中華製電子機器は運なので覚悟して買ってください.

ちなみにHauweiは中華メーカーというよりは世界的なメーカーなので安心してください.(初期不良もあるみたいですがサポートもあります)

中華メーカーは出荷する前に品質のテストをコストカットのために省くことが多いのではずれを引く可能性は往々にしてあります.同じ一万円ならKindleの方がいいかなぁ

 

WiFiモデルvsSIMフリーモデル

 

最後にSIMフリーモデルとWIFIモデルどっちを買うかという話です.

SIMフリーでもWiFiモデルでもWiFiは使えます.何が違うかというと,SIMフリーモデルは格安スマホのキャリアやWiMaXのSIMカードを入れるとスマホみたいに外でインターネットが使えます.たまにSIMフリーのタブレットと格安キャリアのSIMを契約してくる大学生を見ますが使いこなしている人はいません.多分,店員さんの口車に載せられたんだと思います.ガラケーのおっさんならともかく,大学生はスマホを持っているのでテザリングすればいいんです.簡単な話です.だから価格が高くなるSIMフリーバージョンをわざわざ買う必要はありません.

 

まとめるとお金に余裕がある人はZenPadかiPad mini. 一番推しているのはMedia Tab M3で10インチが欲しい人はM3 Lite 10を.そして,最小限の機能で安く済ませたい人はKindle fire HD 8がいいよって話でした.

タブレットPCはあるとほんと便利です.タブレット片手に快適な大学生生活を送ってください。