今週で台湾生活も5週目になりました。早いような遅いような。

一か月以上台湾にいるわけです。一年は12か月しかないのにそのうちの1か月台湾にいるんだから自分でも驚きです。そして、あと一か月・・・。

今週は体調も良くなったし、おいしいものをたくさん食べたし、カラオケ(日本の)にも行けて、台北にも行きました。

お仕事のほうで抱えていた問題も完全にクリアできたので今はすっきりしています。(でも、スマホが壊れました笑)

ちょっとだけお仕事の話をすると、終端抵抗って聞いたことありますか?工学系の人か、よほどの機械オタクじゃないとわからないと思います。

電気機器の通信ケーブルのノイズをとるために、プラグとかに抵抗をくっつけるんです。

たぶん、電気回路とかを勉強していたらだれもが一度は勉強することだと思うんです。で、その大きさを求める問題が院試とか、資格の試験で出るんだと思います。これをつけないと発生しちゃう反射波との合成波の問題がやたら難しかったような・・・。

一番の問題をそれをつけてなくて通信がうまくいかない一番の原因でした。みんなソフトが専門ていうのもあると思うんですけど、大学で習いたての学生とプロが何人もかかわって、基礎的な問題を解決するのに1週間もがき続ける羽目になりました。

まぁ、これが現場ってやつですね。勉強になります。はい。

 

 

海外に行くということ

 

唐突になんやねんって感じですけど、この週末は海外で働く、もしくは勉強することに関していろいろ考えちゃいました。

僕にとって、海外か日本かということはどうでもよくて、修士の僕にもガチで理系職として働かしてくれるところとして今の台湾の研究所を選びました。

ほんとは旅行でも関東から出たくないような人間なので、できれば日本国内で働きたかったのですが、日本での選択肢の中でちゃんと研究職として長期で働けるところがなかったのでやむなくという感じです。

確かに、内向きな人間だからこそ自分を鍛えるために外を選んだというのはありますけどね。

そんな僕は後一か月で帰れるという事実に安堵感を感じています。そんななか、今日台北から新幹線で寮のある町まで帰っている途中で日本人の団体を見かけました。

最初は旅行かと思ったのですが、どんどん車両内に日本人が入ってきて異様な光景でした。

聞き耳を立てて彼らの話を盗み聞くと、「グローブとバットを持ってきたから、毎日野球ができる」とか、「町で自分の中国語が通用するか自信がない」とか言っていました。

一人自分の隣に座ってきたので恐る恐る話しかけてみると、やっぱり台中に留学しにきたそうです。

そこで自分は1か月台湾でインターン生活を送っていて、あと一か月したら帰るという話をした後に、これから何か月台湾にいるんだと聞いてみたら「あっ4年間です」と答えられました。

その4年間という言葉を聞いた瞬間、果てしない年月を想像し一瞬めまいを催しました。

無理。絶対に僕には無理。

そもそも、自分がこのインターンシップに募集したときは3週間だったので、行く決心がついたのです。それが、あれよあれよと期間が長引き10週間になってしまって、正直、疲れてます。まぁ最初が一番大変なんでしょうけど。

きっと4年間も台湾にいたらいろんなことが起こると思います。楽しいこともあると思いますが、寂しくなることもあるはずです。

反対側の席に座っていた人がA3くらいの写真とか寄せ書きがたくさん貼られたコルクボードを眺めていました。手荷物に入れるにはギリギリのサイズで台湾に持っていくにはデカすぎると思うのですが、日本から抱えて持ってきたんでしょうか。

寂しくて、そのコルクボードのメッセージを思わず読んでしまう日が来るかもしれないと妄想をしていたら、あっという間に目的の駅に着いたので、頑張ってくださいと一言だけ言って車両から降りました。

単純に彼らと僕は違うだけですが、一か月で台湾から帰る人間とこれから4年間台湾で生活する人間が新幹線の同じ車両に乗っているって少しだけ運命的だなと思いました。

 

明日の給料日が楽しみ!

それでは。