学部時代から大学生のパソコン事情に関する記事を何本か書いてきましたが、大学院で情報工学を学んでいる身として理系大学生のパソコンの選び方についてもう一度まとめておこうと思います。

 

理系大学生に一番必要なものはノートパソコン!

 

大学に進学したらいろいろ買わなくちゃならないものがあります。特に春から一人暮らしを始める人はお金がかかって大変かもしれません。

洗濯機に、食器、通学に使う定期券。入学するまで買い物の日々かもしれません。中には全然準備が進まずに大学生活が始まってしまう方もいると思います。

一度に全部買わないで、お金に余裕が出てからそろえるのも一つの手です。

それでも、

ノートパソコンだけは最初から買っておいてください

 

特にパソコンを使い慣れてない人は早めに買って使い慣れておいてください。officeは理系大学生の必須スキルです。微積分よりも重要です。

学部と同じ大学の大学院にいるので後輩の進学状況はよくわかるのですが、ノートパソコンを持ち歩いていないことは、理系大学生にとって最大の留年フラグになります。大学生活は情報戦です。なんでも検索して情報を得る必要があるし、どこの大学もe-learningや学生の管理システムを導入しているので、授業に関する資料は紙じゃなくてデータで送られてきます。

それに、学年が上がればメールをやり取りする時間も増えます。いい成績をとるには先輩からもらった過去問が重要ですがそれもPDFデータです。わざわざコピーしてくれる人なんていません。自分でするとお金かかりますし。

教科書だって、必要な場所だけスマホで写真を撮ってデータ化してしまえば買う必要なんてないし、私はノートは肉筆で取る派ですが、コンピュータ上で管理している人も結構います。

一番、ノートパソコンが活躍するのは実験のレポートを書く時です。学科にもよりますが、理学系、工学系ではだいたい毎週実験の演習に関するレポートが課されていて、私は毎週20ページに及ぶ文章をノートパソコンで書いていました。直筆で書く人もいますが、レポートの執筆にかかる時間は倍増してしまします。あと、手が疲れる。

ですから、新生活のために一番最初に買うものはノートパソコンです。ノートパソコンをどれだけスマートに使いこなせるかがあなたの大学生活の充実度に直結すると思っていてください。

ということで、枕が長くなりましたが理系大学生がノートパソコンを選ぶにあたって注意してほしいポイントを紹介したいと思います。

 

 

価格は10万円前後を目安に

 

専門的なソフトやプログラミングを除くと、大学生がノートパソコンでやってることはofficeで文章を書いているんです。実験データをexcelで処理してグラフや表を作って、wordでせっせとレポートを書く。でもって、卒業研究をpowerpointでスライドにまとめて先生たちに発表すれば、晴れて学士号ゲットです。もちろん、就活の履歴書だってwordで書きます。

officeで始まってofficeで終わる大学生活。そんな大学生のPCは写真多めの卒業研究をスライドにして流せればいいんです。

それくらいだったら、5万円くらいのノートパソコンでもできます。でも、CPUやメモリーのスペックはノートパソコン自体の寿命に直結します。大学院進学することも考えると6年はもってほしいところです。

そうなってくるとCPUはi3以上。メモリーは8G欲しいなってなります。

i3はインテルのCPUではミドルクラスになります。ただ、同じブランドでもデスクトップ用のCPUとノートパソコン用のCPUでは性能がずいぶん違うので、あまり速度は期待できません。ちなむにi3の上はi5、一番上はi7です。

処理にかかる時間はそのままあなたの作業時間になるんです。だから、最低でも8万円くらいは出しましょう。

DELLのXPS13は本当におすすめできるノートパソコンです。一昔前、PCメーカー界の頂点に君臨していたDELLがMacbookに対抗するために作った(パクった)ノートパソコンになります。

これから紹介する条件もすべて満たして8万円。この記事もXPS13(12万円くらい)で書いていますが、Macbookを超えるPCですね。次に個人用に購入するノートパソコンもXPSにしたいと思っているくらいです。

DELLのノートパソコンにはこのほかにも、少し下の価格帯にinspironがありますが、そっちはお勧めできないです。持ち運ぶことを考えてデザインしていないので、重いし、ダサい。ついでに電源周りのトラブルをよく耳にします。DELLでノートパソコンを買うならXPS一択です。(新しいinspironはましな見た目になりました。スペックは使ってないんでわかりません)

office以外にも、photoshopで写真を加工したり、premiereで動画を編集したりしたい人は12,3万円のノートパソコン買いましょう。

3DCADで設計をするという人はもうちょっと出して15万くらいでしょうか。設計を大学で学ばない人も、大学の3Dプリンタを使いたい人はデータは自分で用意する必要があります。




 

 

MacかWindowsか?

 

Mac派の人はMacを勧めるだろうし、Windowsを普段使っている人Windowsを進めてきます。どっちがいいとかないです。

結論から言うと、Windowsにしとけば失敗はないです。Macは少し割高だし、Macで動かないソフトがあって少し苦労すると思います。

でも、高いなりにMacにはいいところもたくさんあります。まずは、はずれのPCがありません。WindowsのPC(特に日本メーカーの)の中には誰が設計したのか明らかに残念なPCがありますが、MacはすべてAppleが責任をもって作っていますから、性能的に外れないし、デザインもいいです。

それに、iMoveやGarageBandなどただでついてくる高品質のソフトがあるので、いろいろ作りたい人はMacを買っても損しないはずです。

あと、プログラミングを学びたい人はUnix系のOSであるOS X(MacのOS)は少し魅力があると思います。でも、自分のプログラミング環境を整いていけばWindowsでも全く支障がないというか、そこは関係なくなりますね。

操作方法も特に違いはないですし、どちらもユーザーが多いOSですのでわからないことは検索すればいいんです。

ちなみに、OSは後から増やすことができます。WindowsにOS Xを入れることもできますし、OS XとWindowsを起動時に選択できるデュアルブートという方法も使えます。WindowsでUnixの機能を使いたい人はWindows上でUbuntuといった別のLinux系のOSを動かかすこともできます(あんまりその必要に迫られないです)。

AirかProで悩むと思いますが、Airで充分だと思います。名前の通りAirの方が軽し、Proは少しオーバースペックのような・・・。前述したとおり、用途を考えて決めてください。

 

画面サイズは13インチ

 

15インチは画面を二つに分けて作業するときは便利ですが、持ち運びに不便です。その中のバックはA4のファイルを収納できるように作られていますが、13.3インチがちょうどA4のサイズです。

荷物は少なくして通学したいですよね。トートバックやサコッシュにノートパソコンを入れて持ち歩きたいなら13インチを選んでください。

マックのRetinaみたいにやたら高画質をうたっているノートパソコンがありますが、そんなもの大学生には必要ないです。たまに、自慢している人を見かけますが、あんまり違いがわからないです。

 

2 in 1(タブレット兼用)はナシ

 

理由は単純にコスパが悪いから。タブレット用のCPUはノートパソコンよりもさらに、小型化と省電力化が要求されるので、それでノートパソコン並みの性能を出すには、お金が相当かかっちゃいます。ついでに、タブレットとして使用しているときはそんなにスペックは要求されないです。

だったら、4万円くらいのタブレットをお金に余裕ができたときに買えばいいと思います。重要なことは学校が始めるまでにノートパソコンを買うことです。

HuaweiのMedia Padならofficeぐらいなら余裕で動きます。LTEモデルを買えば海外旅行先ではSIMフリースマホとして活躍してくれますしね。

 

 

メーカー

 

一番気になるのがここだと思いますが、結論から言うと日本発のメーカーは選ばない方がいいと思います。

おすすめできるメーカーはhpとDELLですね。あとレノボも考えていいと思います。コスパも、耐久性も、性能もまあまあで全体的にいいパソコンというイメージです。ただ、このメーカーから選んでもはずれの機種はあるのでレビューをしっかり見て買ってください。

家電量販店で即決してしまう人がいますが、ちゃんとネットで調べてください。店員さんよりパソコン通の人の意見の方がよっぽど信用できます。

生協や学校推薦のPCを買うと日本のメーカーになると思うのですが、コスパが悪いのは覚悟しておいてください。あと、オーバースペック!

製品自体の評価が低い日本メーカーは、大学とか生協に売り込んで何とか出荷台数を稼いでいるんだと思います。営業努力泣!でも、そんなメーカーにあなたが貢献する必要はないので、普通にいいパソコンを買いましょう。

ただ、保証はしっかりしているし、使っている学生が多いのも事実なのではずれを引く可能性はほぼないです。

勝手な偏見ですが、工学部、特にに情報の学生が日本のメーカーのPCを使っているのはやっぱりちょっとダサい気がします。

日本のメーカーで唯一よさげなのはNECでしょうか。何かがすごくすぐれているわけではないですが無難です。無難。

NECのウルトラブックを持ってる大学生は割と多いですが、めちゃ軽いので羨ましくなります。そんでもって、スペックもなかなか、3DCADだって動きます。当たり障りのないシンプルなデザインも特にPCの見た目にこだわらない人にはおすすめです。

ドスパラやMouseといった日本のBTOメーカーからは買ったことないのでよくわかりません。コスパはいいのかもしれないけど、ちょっと怖いです。ある程度詳しい人じゃないと無理な気がします。

 

 

SSDを選ぶ

 

SSDってなんことか知ってますか?ハードディスクみたいにプログラムも含めたPCの重要なデータをすべて保存するものです。

HDDとは違って磁気ディスクを回しているわけではないので、読み書きする速度が速いし、めちゃ軽いんです。

唯一のデメリットデータの容量が小さいこと。最近1TBが普通になってきたHDDですが、SSDでは1/4の255GBが主流です。それ以上は値段が高すぎます。

でも、大学生ってそんなに大量なデータは扱わないし、必要な場合は外付けのデバイスを使えばいいんです。

だから、大学生こそSSDを選ぶべきです。

 

 

重さは片手で持って確認

 

持ち運ぶには軽い方がいいですが、軽いほど値段が上がるので、そこそこの軽さで妥協しましょう。

許容範囲って人によって違うので何とも言えませんが、片手で持てる重さにしたと方がいいです。

ネットだと確かめられませんが、家電量販店で同じ機種、もしくは同じ重さのノートパソコンをもってきついと思わない範囲のPCを購入してください。

具体的に言うと、5分片手で持ち続けたら手が疲れるなと感じたらだめです。

 

 

officeは必要か

 

大学生にはofficeのスキルは必須と書きましたが、必ずoffice搭載のノートパソコンを買う必要はないです。

入学前の方には知られてないことですが、大学がライセンスを学生全員分購入していて入学すればMicrosoft製品をタダで使える場合があります。結構知らずにofficeが入ったノートパソコン購入してしまう人がいますがもったいないです。

確かに、ノートパソコンと抱き合わせで買った方が安い場合が多いですが、後からでもofficeは入れられますし、Microsoft Imagine といった学生向けのoffice無償提供サービスもあるので利用してみてください。

 

うーーん。いろいろ書きましたが、すべての条件を満たしたパソコンがなかなかないかもしれません。でも、商売道具として長年使うものですし、ちょっとぐらい予算オーバーでももとはとれると思います。

 

 

それでは。